大谷翔平、コーチ相手に打撃練習を開始

大谷翔平は打者としての復帰に、また一歩近づいた。

現地時間3月17日朝、右ひじ手術以来、初となる通常の打撃練習をケージ内で行った。記者の取材に対して、1週間以内に打撃練習を始めたいと話したちょうど翌日に、トレーナーからゴーサインが出たのだ。

これまで2週間は、コーチが下から投げた緩い球を打つトス打撃を行ってきた。今日からの新しい練習では、コーチがオーバーハンドで投げた球を打つ。大谷は、それを10球、ティー打撃とトス打撃を10球ずつこなした後に行った。最長15メートルのスローイング練習も70球行ったので、打撃は軽めだった。

大谷の次のステップは、フィールドに場所を移しての打撃練習となる。ブラッド・オースマス監督は、それはこれまでの練習と比べて、大きなステップになると言う。

「フィールドに出ると、外野の壁が見えて、それを超えたいと感じる」とオースマス監督。「ケージの中だと、緩いトスだろうが、上手投げだろうが、ネットの制約を受ける。外だと両翼360フィート、センターまで400フィートまで見える。スイングにも力が入るんだ」

フィールドでの打撃練習をいつ始まるか、オースマス監督は明言を避けた。

フィールドでコーチとの打撃練習をこなしたら、復帰前の最後の練習として、実際の投手と対戦する。オースマス監督は、スプリングトレーニングの初めから、大谷の復帰は早くても5月だと言い続けている。

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