new式部

バブルの香りがする大学時代、世の中の女子がジュリアナ東京のお立ち台でセンスを振っている…

new式部

バブルの香りがする大学時代、世の中の女子がジュリアナ東京のお立ち台でセンスを振っている頃、能楽堂の舞台の上で、扇を使い舞を舞っておりました😆若い頃から渋好みでしたが、渋好みが丁度よい年齢になってきた今日この頃です😅💦素人目線の感想ですので諸々の点ご容赦くださいませ🙇‍♀️

記事一覧

【時代劇の嫁入シーンの定番能「高砂」別居婚でも仲良夫婦です💖】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢 「高砂」は古今和歌に乗ってる 藤原興風(ふじわら の おきかぜ)の和歌 『誰をかも しる人にせむ 高砂の…

new式部
3年前
6

【平家物語と能「清経」悩める教養高き武将】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢 お能で美しい修羅それは「清経」です。 源氏との戦は未経験の教養高き公達 平清経は平家の置かれている状況…

new式部
3年前
2

【古今和歌と能「松風」平安のプレイボーイ在原行平の身分違いの恋 】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢 「松風」は古今和歌の乗ってる 在原行平(ありわらのゆきひら)の和歌 『たち別れいなばの山の峰に生ふる …

new式部
3年前
5

【源氏物語と能「半蔀」儚い女人関係】 ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢 「半蔀」は源氏物語の「帚木」をネタにした演目です。 夕顔の君が主役で、 『心あてにそれかとぞ見る白露の…

new式部
3年前
2

【和泉式部の和歌と能「鵺」の哀しさ悲しいの関係 】 ちょっと能が身近になる

暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ  山の端の月 拾遺和歌集・1342 声に出して読むと心に響きます。 新裕子的意訳は 「迷いの多い暗闇の状況から僅でも …

new式部
3年前
4
【時代劇の嫁入シーンの定番能「高砂」別居婚でも仲良夫婦です💖】ちょっと能が身近になる

【時代劇の嫁入シーンの定番能「高砂」別居婚でも仲良夫婦です💖】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢

「高砂」は古今和歌に乗ってる
藤原興風(ふじわら の おきかぜ)の和歌
『誰をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに』
よりスタートし【超絶目出度い】と舞いまくり、アゲアゲの演目です。

新裕子的意訳
めっちゃ長生きをしてるから、友人もいなくなってぼっちなんだなぁ😢  誰も相手にしてくれないから、同じご長寿の高砂の松

もっとみる
【平家物語と能「清経」悩める教養高き武将】ちょっと能が身近になる

【平家物語と能「清経」悩める教養高き武将】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢

お能で美しい修羅それは「清経」です。
源氏との戦は未経験の教養高き公達
平清経は平家の置かれている状況に絶望をします。

頼みにしていた九州の武士団は「昔が昔、今は今」と
時代の流れを読み源氏に加担してしまします。

武士の神様「宇佐美八幡宮」が下したご神託は、源氏の勝利のでした。
教養人で時代の流れが読めた清経は、戦働きでは自分は無

もっとみる
【古今和歌と能「松風」平安のプレイボーイ在原行平の身分違いの恋 】ちょっと能が身近になる

【古今和歌と能「松風」平安のプレイボーイ在原行平の身分違いの恋 】ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢

「松風」は古今和歌の乗ってる
在原行平(ありわらのゆきひら)の和歌
『たち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む』
をネタにイメージを膨らませた演目です。

新裕子的意訳
愛しいあなたとお別れして、新しい転勤先の鳥取に異動となりますが、
鳥取の山に生える松(まつ)のように愛しいあなたがわたしの帰りを
待って(まつ)いるな

もっとみる
【源氏物語と能「半蔀」儚い女人関係】
   ちょっと能が身近になる

【源氏物語と能「半蔀」儚い女人関係】 ちょっと能が身近になる

能のハードルが高い理由は元ネタを知らないからだと思います😢
「半蔀」は源氏物語の「帚木」をネタにした演目です。

夕顔の君が主役で、
『心あてにそれかとぞ見る白露のひかりそへたる夕顔の花』
と白い扇に和歌を書いて、光源氏をナンパするるシーンが有名。

新裕子的意訳
光り輝くあなたが眩しくてはっきりお顔が見えません。
もしかしてあなたが有名なプレイボーイの光源氏様ですか。

「半蔀」はこのシーンを

もっとみる
【和泉式部の和歌と能「鵺」の哀しさ悲しいの関係 】  ちょっと能が身近になる

【和泉式部の和歌と能「鵺」の哀しさ悲しいの関係 】 ちょっと能が身近になる

暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき はるかに照らせ  山の端の月
拾遺和歌集・1342
声に出して読むと心に響きます。

新裕子的意訳は
「迷いの多い暗闇の状況から僅でも
 月の光のように心に光を灯してください的な」感じです。

お能の鵺は、夜な夜な天皇を悩ましついには、
源頼政に退治された鵺の魂がシテ(主役)です。

このシテ(主役)はなかなか複雑で退治された鵺と
退治した頼政がシテ(主役)の中に

もっとみる