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一番正しそうな名前が「アカネズミ」 タイでどこにでも咲く花-38

和名:アカネズミ(コスタス・アカネズミ)
英名:Red Ginger, Crepe Ginger
泰名:เอื้องหมายนา(ウアン・マーイナー)

 花が咲くのか咲かないのか分からず、調べるのを後回しにしていた種類。ネットで検索してみたらいろいろヒットして、その分だけ名称も出てきて正確な種類を判断できず。多分、タイでよく見かけるのは「アカネズミ」。赤鼠という種類の実際のネズミもいるようで、花の方は「コスタス・アカネズミ」と呼ぶと取り違いがなさそう。ネットでは「オオホザキアヤメ」「フクジンソウ(福神草)」という名称もヒットした。
 タイでは民家の庭、公園、寺院の境内など、どこででも見かける。トロピカルな赤い部分は苞(ほう)のようで、やはりトロピカルな緑の葉とのコンビネーションで、とかく目立つ。
 苞から花が咲いている写真をネットで見ることができるが、タイで見るアカネズミは咲いても小さいもよう。自分自身はこれまで花が咲いているのを見たことがない。これがオオホザキアヤメになると、白い大きな花を咲かせるらしく、アカネズミとは種類が違うように思える。アカネズミは茎の高さが1メートルほど。苞の長さは10センチほど。
 英名は、「Red Ginger」「Red Button Ginger」「Malay Ginger」「Crepe Ginger」などといろいろ出てきて、しかもどれもしっくり来る名称で切りがない。泰名は地方で多少分かれるようだが、標準語では「ウアン・マーイナー」のよう。
 原産はブラジルとか、東南アジアとその周辺地域とか出てくる。ブラジルでは苞の成分が薬用とのことで、同国が原産かも知れない。ジンジャーと呼ばれるだけあって、食用できる種類も。 

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北部チェンマイ県の寺院に咲いていたアカネズミ。30~40年前に製造されたレンズで撮ったため色補正に限界あり。

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バンコクにて。苞から飛び出た部分が花らしい。

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白い花が咲く種類もあるが、(写真を撮影した)庭を管理している人は「そんな花、見たことがない」と言っていた。

ネットで「Red Ginger」と検索すると、こちらの種類が圧倒的にヒットする。


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