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こちらも賑やかさが戻りつつある運河沿いの市場

2022年8月5日

 ニアミス駅のサムット・ソンクラーム県メー・クローン駅からざっと7キロ、コロナ禍前はタイ人をはじめ中国系などの外国人で芋洗い状態だったアンパワーの市場。こちらもようやく賑やかさを取り戻しつつある。

 観光客が戻ってきたといっても、ほとんどタイ人。ここを訪れる外国人旅行者(観光客)はもともと欧米系は少なくもっぱら中国系だったので、中国からの入国者が全く増えていない現状では、タイ人向けで盛り返していかなければならない状況にある。

 ここもやはり、日本語では水上マーケットと訳される。確かに舟でやってきてシーフードなどを並べる売り子もいるので「水上」と呼んでも間違いではないが、運河沿いに多くの店が並んでいて「水辺」という雰囲気も強い。

 2003年に撮った写真には観光客向けの店など並んでおらず、市場ではなかった。記憶が正しければ「アンパワーが市場になった」と聞いて2~3年後、2012年に絶頂期の市場を撮っている。運河沿いの集落が町興しで市場に生まれ変わった一つの例で、歴史は相当に浅い。

2003年のアンパワー。民家が並ぶだけの運河沿いで見かけた、寺で修行中の女子を追いかけていって撮ったカット。
2012年、舟の上で焼いて岸辺の観光客に食べさせるシーフードの売り子たち。
舟の売り子はほとんど見られないが、岸辺の店は開きはじめた。週末はもっと賑わっていると思われる。

 

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