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「やりたいことが無い」と言われたらどうするか

通信制高校、サポート校などの情報をお届けしている新しい学校選びガイド『ニュースク』編集部Kです。先日、国立音楽院を取材してきました。

その際の取材記事はコチラ

◇小学生から高校生を対象とする音楽のサポート校

国立音楽院は、「音楽」を学びながら通信制高校を卒業できるサポート校で、高校生を対象とする高等部のほか、中学生対象の中等部、さらには小学生対象の初等部まで開設されています。さらに、設置キャンパスは世田谷以外に、宮城、鳥取にもあり、音楽を仕事にするための充実したカリキュラムが整えられている学校です。

さて、国立音楽院に入学する生徒は不登校やひきこもり経験者が多いとのこと。この時代、学校という集団生活になじめる子ばかりではありません。当然ながら、人間関係がうまくいかなかった、先生と合わなかった、勉強についていけなかった、何らかの理由で学校に行きたくても行けない、誰でもそのような境遇になってしまうことがあるでしょう。


◇学校に再進学する「きっかけ」

学校に「行きたくても行けない」。そんな時、どのようなきっかけで学校という場所に、もう一度行きたいという気持ちが芽生えるのか。国立音楽院の生徒たちを見ると、「音楽」が大きな存在になっていることを感じます。

学校に行けなくなった子どもを持つ保護者の皆さまは、我が子がどんなことに興味を持っているのか、そこからの学校選びを模索されているかと思います。明確な趣味・志向があればすんなりと進路選択ができるでしょうが、いやいや、うちの子は何の興味もなくて・・・、とか、やりたいことが何もない!って言うのよ、そんなご家庭は多いですよね。
このようなお悩みを抱える保護者へアドバイスができるなら、お子さまの「やりたいこと」ではなく、「できること」からの学校選びでもいいのではないか、という考え方です。


◇「やりたいこと」がなければ「できること」から

「やりたいこと」があれば理想形。ですが、そうでない場合はやりたいことよりも「できること」を軸に考えるのが良いかもしれません。例えば、「音楽」には興味・関心がなくとも、うちの子は手先がとっても器用なの、というお子さまがいたとします。国立音楽院には「ギタークラフト・リペア科」があります。音楽の演奏や理論については入学後なんとでもなります。音楽の学校ですから。しかし、手先の器用さは「ギタークラフト・リペア科」では大きな武器となるでしょう。自分ができることを学びにすることで、自信が生まれ、学校が好きになるはずです。

時間を忘れるくらいパソコン・スマホに没頭できる、数学が好きでなくとも実は計算はできる、高齢者に対して優しさを持ち合わせている・・・。皆さまのお子さまにもきっと「できること」があるはずです。

『できること』『好きなこと』から進学先を探すのも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。


新しい学校選びガイド『ニュースク』では、全国各地の通信制高校や通信制サポート校情報を掲載しています。ぜひ、進路選択にお役立てください。


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