持つべきものは紙と神【なめにち】
皆さん、なめにちわ~♪
突然ですが、人生における絶体絶命の危機って経験したことありますか?
きっと生きていく上で何回か乗り越えないといけないんでしょうね...
今日は海峡が相方の乳酸さんに絶体絶命の危機を助けてもらったお話です。
イベント後の悲劇
都内某所。
海峡は乳酸さんと一緒に、とあるグルメ系のイベントに参加していました。
イベント終了後とってもトイレに行きたくなった海峡は、まだ帰る準備をしている最中の乳酸さんに声をかけ会場のトイレに行くことに。
「うわぁ~めっちゃ混んでる...」
トイレには行列が出来ていました。
かなり、我慢の限界だった海峡は自分の番が来ると、すぐに空いている個室に入り鍵を閉め、用を足しました。
そして気が付きました。
紙がない
あ~はいはい。なるほどね。
至って冷静に現場検証をスタートします。
ペーパーホルダーには芯もありません。
芯のないタイプのエコなペーパーを使っていらっしゃるね、この会場は。
素晴らしい。
備品入れの棚なども見当たりません。
ほうほう、ここではトイペを別のところに収納してあるのかね。
トイペの盗難などもありますからね、いい心がけです。
ふむ...
詰み...ですかな
トイレの中でロダンの「考える人」になっていたわけですが、いよいよ死期を悟りました。
選択肢は2つ。
さぁ、選ぶがよい...
→恥を忍んで声をあげ、並んでいる他の方にトイペを上から投げてもらう
→乳酸さんに助けを求める
海峡は奇跡的に持っていたスマホで(カバンは乳酸さんに預けていた)救難信号を送りました。
「トイレットペーパーがなくて個室から出れなくなった」
考える人のままトイレの個室で祈りを捧げていると
「おけ」
と乳酸さんから返事が!
この世にこんなに頼もしい「おけ」があるでしょうか?
いいえ、私はないと思います。
ケツ、スース―すんなぁ
と考えながら待っていると
「あっすいません...すいません...」
と、どうやら並んでいる人に承諾を得ながらトイレに入ってくる乳酸さんの声が。
こんこん
「海峡さん、ここ~?」
これはたぶん隣の個室をノックしているぞ。
「隣ですぅ~」
こんこん
「ここ~?」
「あっここですぅ~」
と、次の瞬間ナイスなスローイングでドアの上からトイペが投げ込まれました。
乳酸さんまじ紙!いや、神!
頭の中ではゴースト ニューヨークの幻の主題歌が流れています。
オーマイラーブ マイダーリンー♪
乳酸さんと一緒にろくろを回したい。
コインで想いを伝え合いたい。
乳酸さん、あの時は本当にありがとうございました。
ゴースト ニューヨークの幻はめちゃくちゃいい映画なので観たことない方はぜひ。
乳酸も一件を振り返る…
あの時は、こんなおもろいことあるんだなぁ…と、いそいそとトイレに向かいましたね。
海峡さんが、トイレの中で考える人になってるの想像したらお茶吹きましたw
これは余談なんですが…
あの時、海峡さんは自分のことで精一杯になってたので、気付いてなかったようですが、あの時トイレットペーパー難民の方、あなたの両隣りの個室でも起きてましたよ。