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偽警告に要注意!

「セキュリティ10大脅威2023」にて「偽警告によるインターネット詐欺」が第6位にランクインしています。2018年版からランクインして以来、毎年少しずつ順位をあげています。


■偽警告とは


偽警告とは、Webサイトを閲覧中に突然表示される偽物の警告のことで、「フェイクアラート」と呼ばれることもあります。

偽警告のメッセージに騙されて、偽警告の指示通りに進めてしまうと、悪意あるWebサイトへ誘導されたり、不審なソフトウェアのダウンロードを指示されたりすることがあります。


具体的な警告メッセージとしては、
「Windowsのセキュリティシステムが破損しています」
「パソコンの機能が低下しています」
「マルウェアが検出されました」
「ディスクの空き容量がありません」

などさまざまあります。

偽警告の中には、表示されると同時に「ピー」という大きな警告音を鳴らすものもあります。
突然パソコンから大きな音が鳴るため、ユーザを動揺させる要因となっています。


■偽警告の種類・特徴


ブラウザ上の表示(ポップアップ表示)

「ポップアップ画面事例」出典:IPA

多くの偽警告はブラウザ上にポップアップ表示されるのもです。
「システムが破損している」などとメッセージが表示され、警告画面が次々といくつも重なって開くような場合もあります。

このようにユーザの不安感を煽り、ソフトウェアなどをインストールさせるように促すメッセージは偽警告の特徴です。


電話番号の案内(03-やフリーダイヤル)

「電話番号の案内画面事例」出典:IPA

偽警告には電話をかけるように指示するものもあります。
特にMicrosoftのサポート窓口を偽る事例が多く報告されています。

実際に電話をかけてしまうと、パソコンを遠隔サポートするという口実で特殊なソフトウェアをインストールするように指示され、インストールするとパソコンが乗っ取られてしまう可能性があります。

また、乗っ取られたパソコンに保存されている情報などを抜き取られ、悪用される場合もあります。


■偽警告への対策


・システム管理者や外部のサポートに連絡
もし偽警告が出た場合には、絶対に個人で判断せず、システム管理者またはお使いの機器のサポートセンターなどに連絡し、指示の下対応するようにしましょう。

・ブラウザのキャッシュを削除
偽警告が表示されてしまった場合、再度表示されることを防ぐために、ブラウザの閲覧記録やキャッシュファイルを削除しておきましょう。

・セキュリティ製品の導入
セキュリティ製品を適切に導入することで、偽警告に限らずさまざまな脅威からパソコンやネットワークを守ることができます。


こういった親切な警告一つでも、偽物が紛れています。
焦って指示通りに操作してしまうと、大変な事態にもなりかねません。
「偽警告」というものがあると知っていれば、万が一警告が出てきた際でも慌てずに対応することができます!


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