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韓国、就業者数、求人が激減も失業率も低下する珍現象 -- 失業しても再就職を諦める人が多数というむしろヤバい状況が

文政権の経済政策で痛めつけられていたところにコロナ禍で追い打ちをかけられた韓国経済。就業者数が激減し、雇用が減る中で同時に失業率が低下する珍現象が発生中。失業しても再就職を諦める人が多数発生している危険な状況。

 韓国では求職活動を休んでいる人や公務員試験や再就職へのスキルアップのために勉強中の人を非経済活動人口として失業率の対象に含めません。そのため、失業したあとに再就職しようとしても求人の口がなく求職活動を断念した人や、就職のためにスキルアップを目指して資格試験勉強に入ったり公務員試験を目指して方向を変更した人が非常に多いと推測されるわけ。

経済活動をしている就業者でも失業者でもない状態の一時休職者も4月に148万5千人。3月の160万7千人よりも減少しているが、実態は減少した12万人の多くが非経済活動人口に落ちたと推測されている。一時休職から失業者へ転落してもすぐには求職活動ができないほど雇用の状況が悲惨だと言える。

コロナ19事態による最悪の雇用大乱に雇用市場の外に押されていく人々が急増している。雇用が減っ就業者数が急減し、雇用率が墜落したにもかかわらず、失業率が一緒に落ちる珍現象が起きている。仕事を求める難しくなると求職さえ放棄した人々が増えた影響である。

13日、統計庁が発表した4月の雇用動向は、コロナ19事態によって職を失った後、求職自体を放棄する人が続出していることを示している。

就業者数は月、新しい47万6000人も減少した。通貨危機に国家不渡り直前だった1999年2月以来、最も多く減少した。15歳以上の雇用率も59.4%と世界的な金融危機直後の2010年4月以降10年ぶりに最低だ。

就業者が減り、雇用率が低くなると、失業率がノプアジョヤが、むしろ4月の失業率は4.2%で、前年同月比0.2%ポイント下げた。企業が採用を中止しよう求職者雇用保存を放棄したからである。

先月就職や就職活動していない、非経済活動人口(秘境弓)は、昨年4月に1616万人から、今年1699万1000人で、83万1000人増えた。これは、関連統計を作成した2000年6月以来、最も多く増えた数値だ。一方、経済活動人口(ギョンファル)は、同じ期間2828万4000人で、2773万4000人で、55万人も減少した。月新しい雇用も、求職あれ経済活動自体を放棄した人口が最小55万人ものという話だ。最近1年間の就職活動をしてきたが、最近一ヶ月の新しいさえ放棄した求職断念者も1年前と比べて12万人以上増えた61万1000人を記録した。これも2014年の統計開始以来、過去最大の増加である。

いつでも失業者に転落する危機に瀕した状態である一時休職者も148万5000人にもなる。先月160万7000人で、12万2000人減ったが、これらの多くは、職場復帰はない失業者に転落したものと推定される。

社会の問題、恥部を曝け出すのはダブー?

イジョングァンKDI研究委員「高齢者雇用を中心に増加していた就業者数がコロナ19余波に製造業などに転移され、大幅に減少した状態で、いつ回復がされるか知ることができない状況」とし「まだ景気低迷が続いており大幅に増えた非経済活動人口が再び経済活動を開始するまでに時間がかかるだろう」と述べた。

コロナ禍で雇用がボロボロになる前から文政権の経済政策によって中小企業や自営業が痛めつけられ、最低賃金爆上げによって雇用が大きく減ったことから、大統領府は雇用を創出し失業率を改善することが喫緊の課題だった。

そのために官製雇用を大幅に増やしたのだけど、清掃員や電気管理士のようなスキルを必要としないで最低賃金で週に2,3回仕事に出る程度の雇用で何十万と増やした結果、失業率は改善しても中身が高齢者の急増と、その他の世代の激減でほぼ相殺。新卒の就職率も酷かったと記憶しています。コロナの騒動でごちゃごちゃになってしまって正確なところはわかりませんが。

この官製雇用については、2月以降、コロナの騒動で仕事ができなくなったけれど雇用状態は維持しているとして失業者にも含まれていませんでした。一時休職者扱いということでしょう。おそらく、社会的距離を強く置く措置の間は少数の消毒作業員以外に仕事はしていないと思われます。年金など社会保障が極端に少ない韓国では、高齢者が就く最低賃金ギリギリの民間雇用がそれを補うためのセーフティーネットだったので、官製雇用で拾われていた高齢者がどうしているのか…韓国メディアでもこの辺はタブーなのであまり情報が出てきません。

韓国って自分が見たくない韓国の恥部を曝け出すような報道は、韓国人である自分に恥をかかせたとして怒るんですよね。恥はかくものではなくかかされるものなんです。だから、そういった報道をすると真実でも課題でも逆ギレされるので報道されない。誰でも知っていることなんだけど無視していれば存在しないことになるんです。韓国社会の中では。

韓国社会のタブーという意味では、日本統治時代に経済活動をしていたことも彼らにとっては恥だし、性的マイノリティが社会に存在していることも恥。今、ソウルのクラブ発集団感染で問題視されてしまった、男性同性愛者が集うクラブやサウナによって、無視していた性的マイノリティの存在に目を向けざるを得なくなり、韓国社会にそのような問題が存在することを認めることが自身への恥と感じる世論が暴言で批判するという事態にもなってます。それは恥をかかせたことへの怒りであって決して差別意識からではないと本人は思っているんですが、そこには明らかな無自覚な差別意識があってそれすらも認めるのは恥なんで、様々に自己矛盾を抱えていることになる。

日本は恥の文化だとよく言われますが、それは自身の中で恥ずかしいことをしないという自覚から生まれる文化であって、韓国のそれは他人に指摘されて恥をかかされるまで、自身の中では恥ではないという無自覚から生まれる文化という大きな違いがあって面白いデスね。

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