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心通わぬ新生児

新生児とはこんなにも心を通わす事ができないものなのか。

学生、社会人と相手の意図が汲み取れない事は多々あった。

ただ、心は通わずとも、言葉が通じない。そこまでの経験はない。

しかし、新生児は全くの別物だ。

お腹すいてる。

オムツが気持ち悪い。

暑い、寒い。

抱っこして欲しい。

これらを何となく感じ取ってあげる事はできる。

だけど、これらが全て満たされているはずでも、原因不明に泣き叫ぶ事もある。

OH BABY 君の心の中を覗ける鏡があれば、今すぐにでも欲しいよ。

一体どうやったら君の事を涙から解放してあげられるのか。

いや、泣いている事も君にとってはもしかしたら、大切な時間であるのかな。

君は洋服の着替えが嫌いだ。

だから、ミルクは着替えの後に切り替えた。

それで幾分、よく眠るようになった。

パパの心臓の音を聞かせながら、体の上に寝かせトントン叩くと落ち着いて寝てくれた。

そして、リラックスしたと思ったら、オムツからはみ出したウンチが私の足にこんもり乗っていた。

そのウンチはシーツにも被害が及び、
「何でここまでいって、気づかないのよ??」と、妻に怒られる。

だって、ウンチは体温の温度だ。そりゃあ、気づかなさいさ。

OH BABY DON’T CRY

だけど、それに一喜一憂するとこっちがダメになりそうだ。

子育ては大変だけど、楽しまなきゃ。

お乳が欲しくて、君が必死に指しゃぶりを始めたら、私は自分の頬を君の顔に差し出す。

すると君は、お乳と間違え、私のほっぺにしゃぶりつく。

チュッパチュッパ

どうだ!オッサンのホッペは!うめぇか!!

令和生まれのお前に、オッサンの味を教えてやるわ!!ふはははは!!!

違うと分かった息子は、すぐ様赤ちゃんパンチを私に喰らわす。

ごめんよ、パパが悪かった。

本当は君にキッスをいっぱいされて、パパは嬉しかったよ。

今、ミルク飲ましてやるからな。

私の子育て奮闘は続くのであった。


こいつに小銭でもめぐんでやろうか。そう思われた神のようなあなた!大変ありがとうございます(ノ∀`*)