【官界】「官邸支配」から解き放たれた官僚たち 政権と霞が関の蜜月が試されるのはこれからだ
人事権をバックに振り回された安倍・菅時代
岸田文雄政権が発足して100日が経過した。過去2代の政権の「官邸支配」から解き放たれた官僚たちからは、ほっとした空気も漂う。
約9年続いた安倍・菅政権では、外交施策の決定から新型コロナワクチンの接種加速化まで、人事権をバックにした首相官邸による「上からの」政策決定が常態化。首相に近い官邸官僚が重要政策を差配し、霞が関全体が緊張感に包まれていた。
岸田文雄政権が発足して100日が経過した。過去2代の政権の「官邸支配」から解き放たれた官僚たちからは、ほっとした空気も漂う。
約9年続いた安倍・菅政権では、外交施策の決定から新型コロナワクチンの接種加速化まで、人事権をバックにした首相官邸による「上からの」政策決定が常態化。首相に近い官邸官僚が重要政策を差配し、霞が関全体が緊張感に包まれていた。