📰僕が小さな地域新聞を立ち上げたわけ⑯ 営業空振りで実感 商売は「損して得取れ」
🔹同じ視線に立たなければ分からない
でも、最近おかしい。感覚狂わす補助金漬け
この連載では、地域の小さな新聞社を創業した僕の体験記とともに、中小企業のリアルな実態を伝えている。まさに、この連載を書いている最中、こんなメールを受け取った。相手は町工場だ。
「お世話になります。弊社を掲載していただいた『かながわ経済新聞』の2020年8月号、残っていたらいただきたいのですが、可能でしょうか?紙でない場合、弊社掲載ページのみで構わないのですがデータ(PDF等)でい
ただくことはできませんでしょうか」と。
記事をコピーして、販促資料にしたいのだろう。もちろん、無断でそんなことをすれば著作権法違反になる。発行物のPDFデータをただで欲しいと言われても、こちらも商売である。