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「明の最後の皇帝」に酷似する習近平 腹心や民衆の反発で孤立し自滅?


今どき発禁、初版本が隠れたベストセラー
誰かさんとそっくりな人の末路

 明王朝の最後の皇帝・崇禎帝の生涯を描いた歴史書『崇禎・勤政の亡国の君』(陳梧桐著)が10月に中国で出版されたが、即座に禁書になった。崇禎帝の性格や政治手法が現在の皇帝・習近平に酷似しており、崇禎帝は最後に孤立し自決したことが克明に描かれているためとみられる。

 ところがこの本には2016年に出版された初版本があった。これは禁書の対象になっておらず現在隠れたベストセラーになり、古書店で定価の30倍で売られている。

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