📰僕が小さな地域新聞を立ち上げたわけ㉛コロナは止まず、だが延命装置は外された この間、中小企業は変わることができたか

生命維持装置「ゼロゼロ融資」が外される
これまで、何をやって来たのかが問われる

 終わりの見えない新型コロナ禍、それにプーチン戦争が加速させる原材料価格の高騰、電気料金の値上げなど、中小企業にとってはトリプルパンチの状況が続く。それでも2020年にコロナ禍を受けて実施された実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済期間も、いよいよ本格化していく。それは、アフターコロナ時代に備え、準備してきた企業と、そうでない企業の選別が始まることを意味する。既に産業支援機関の職員たちでも、こうした話題で持ちきりになっている。

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