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「もんてびでお丸」ルソン島沖でついに発見 何年経っても捜すことをやめない人々

連合軍捕虜や民間人を輸送し
敵国では「ヘルシップ」と呼ばれていた

 約81年前の1942年7月1日に、米軍の潜水艦「スタージョン」の魚雷攻撃を受けて沈没した日本の「もんてびでお丸」が、フィリピンのルソン島北西沖の水深4000m余りの海底で発見された。4月22日付の国内外向けのプレスリリースを読んだ時に、真っ先に「どのくらいの日本人がこのことを知るのだろうか?」と、浮かんだ。

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