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初めてのお子様ランチ。一ヶ月ぶりに息子と会う。

10月に子どもと面会交流をしたときのことを記したい。
ちなみに、面会交流が何か分からないという方や、私の面会交流がどういった条件なのかが気になる方は、以前にそれに関する記事を書いていますので、どうぞそちらをご覧下さい。

今回は、面会交流時にどのようなことをしたのかをテーマに進めていきます。


待ち合わせについて


まずは元妻と連絡を取り、面会交流の日時、場所、何をして過ごすのかをあらかじめ決めておきます。
当日に待ち合わせ場所で息子を引き受け、息子と遊んだ後、決められた時間にもう一度その場所に戻って息子を引き渡します。
息子の負担が大きくならないように、なるべく息子の家の近所で待ち合わせます。


息子との過ごし方について


当日何をするかは、ある程度元妻との間で決めておきます。
息子と一緒にご飯を食べたいと思い、近くのショッピングモールで外食をすることにしました。

僕には妹がいるのですが、妹にはちょうど僕の息子と同じぐらいの時期に生まれた娘がいます。その娘ちゃんがたまに僕の息子の名前を口にするそうで、妹は自分の娘と僕の息子を会わせたがっていました。ですので、僕と妹とお互いの子どもの4人でお昼ご飯を食べました。

久しぶりにショッピングモールの中を歩くと、以前は手をつないでいてもすぐに手を離してどこかへ走って行ったり、エレベーターのボタンを押しまくっていた息子ですが、しっかりと手をつないで歩いてくれて、エレベーターの前でもボタンを押さずにじっと待っていました。
しばらく見ない間にずいぶん成長したんだと、息子の成長を近くで見れないさみしさを少し感じるとともに、それを遥かに上回る喜びを感じました。

息子と会うのを楽しみにしていたらしい姪っ子ちゃんですが、息子と久々に対面すると少し照れているのか、モジモジしていました。
それを全く気にせずはじゃぐ息子の様子との対比が、すごい愛らしかったです。よく息子と姪っ子を遊ばせていたので、もう一度そういう機会を作ってあげることができて、本当に良かったと思いました。

昼食は、洋食屋でお子様ランチを注文してあげました。
息子と一緒に暮らしていたときは、外食時に子供用に何かを注文する訳ではなく、自宅から持ってきたものを食べさせるか、大人が頼んだ食事の中で、息子が食べられるものを分けていました。
息子のためにお子様ランチを頼んであげるという、一般的にはごくごく普通のことを初めてしてあげられた瞬間でした。
おいしそうに食べている息子の姿を見れてすごいうれしかった。
お子様ランチについてくるおもちゃで楽しそうに遊んだり、そのおもちゃを姪っ子に貸してあげたり、優しい気持ちを持っているところも相変わらず素敵でした。
ショッピングモール内で、しかも妹の前で涙を流すのはさすがに恥ずかしすぎるので、必死に涙をこらえました。笑

昼食を食べ終え、お別れの時間。
途中通りがかりのゲームセンターのようなところの新幹線に乗りたがった息子でしたが、約束の時間には引き渡さないといけないため、急いで待ち合わせ場所へ向かいました。
僕と昼食を食べた後は、息子は近所で習い事です。
お別れのあいさつをするとき、最初の面会交流では僕から離れようとしませんでした。
でも回数を重ねていくと、息子もお別れのときと理解できるようになったのか、笑顔でバイバイと言ってくれるようになりました。
少しさみしい気持ちもありますが、みんなを困らせないように息子なりに頑張ってくれているんだと、僕は理解しています。

気を遣わせてごめんな。
お母さんやじいさんばあさんを大切にしてあげて下さい。
何か困ったらいつでもお父さんを頼ってくれたらいいからね。


数回の面会交流を経て



ご飯を食べることが大好きな息子です。
一緒に暮らしているときは、僕が帰宅する頃には息子は夕食を食べ終わっていました。
でも、僕が夕食を食べ始めるときには、息子も自分のイスに座って「まんま、まんま」と大きな声で食べ物を要求します。
息子が食べられるものを少しだけお裾分け、もしくは息子の食べ物を出してあげて、もう今日はご飯おしまいだよと伝えると、次は僕の膝の上に座って、僕の手を取って、僕の口に食べ物を運んでくれます。
たまに僕に食べさせるフリをして、自分の口に食べ物を運んだりもします。
少し食いしん坊だけど、僕にもご飯を食べさせてくれるとっても優しい息子です。

また一緒にご飯を食べることができて、本当にうれしかった。

これから先も決してたくさんの時間を過ごせる訳ではないけど、一緒に過ごす一瞬一瞬が、僕にとっての宝物です。
息子にとっても、この時間が宝物になればうれしいな。

元妻に対する気持ちは、時とともに落ち着いてきている実感があります。
今の環境で、自分にできる精一杯のことをしようと思えたあたりから、恨みのような気持ちが少しずつ薄れてきています。
息子との過ごし方や関わり方について欲を言えばキリはないですが、そうすることが正解ではないと少しずつ理解できてきました。

自分にできることは、ただただ息子に自分の愛を伝えることだと思っています。

成長している息子の姿を見て、今の環境で精一杯毎日を謳歌しているのだと感じました。
息子と一緒に暮らしたいという気持ちが消えることはこの先もないかもしれないけど、毎日息子を育てている元妻や、相手方の祖父母に感謝の気持ちを持てるようになってきました。

それもこれも、心の底から愛してやまない息子のおかげだと思っています。
お父さんの気持ちを楽にしてくれてありがとう。
お父さんはあなたのことを死ぬほど愛しています。
かっこいいお父さんになれるように、僕は僕で毎日を全力で生きます。
また次会える日を楽しみにしています。


同じような環境で過ごすお父さんたちへ


もし苦しい気持ちで日々を過ごしておられたら、是非何らかの形でメッセージを下さい。
僕もまだまだ気持ちが安定しないときがあります。
このnoteを書きながら、また涙が止まりません。
元妻と連絡を取り合っているときには、負の感情に支配されそうになります。
息子と会えない時間が長くなると、さみしくて悲しい気持ちに支配されそうになります。
息子と会う直前には、もし自分のことを忘れられていたり、泣き叫ばれたらどうしようと恐怖に支配されそうになります。
息子と会った直後には、頭の中が真っ白になって、この後どうしたらいいのかよく分からなくなります。

でも、こうして少しずつ前に進めています。

もう一度胸を張って人生を歩きなおしたい。
かっこいいお父さんでありたい。
僕はそう思っています。


そう思っているお父さんがいたら、一緒に前に進みましょう。

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