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新しい自分を知ることができる、新しい書き初め WINGS EVENTREPORT

こちらは、2021年12月18日に開催された #HEROCAMP  の裏側で伴走しておりました学生&運営によるWINGSチームによるイベントレポートのご紹介です。こちらのレポートは、WINGSチームの相部 水紀がお届けしております!


《 コドナの書初め 》 EVENT REPORT

みなさん最後に書き初めをしたのはいつですか?私は高校の書道の授業以来書き初めをしたことも、筆を持ったことさえありませんでした(笑) 

そんな私が今回参加したちょっと変わった書き初めワークショップを紹介します。これを機に、ご自宅でも書き初めをしてみてくれたら嬉しいです。

講師の方は、「たっくんコドナの落書き」という名前で活躍されているたっくんさん。

たっくんさんは、「あなたの瞳を見て直感で言葉を産み出します」という言葉を軸に、完全ど素人から言葉を書き始めたそうです。筆と墨を使って言葉を書くだけで食べ始めてもう13年目。気さくで柔らかい笑顔が魅力的な方です。

さて、ワークショップ参加にあたって用意したものは、紙とペン。ペンは、筆ペン、マジックペンなど何でも良いです。おすすめは筆ペンです。筆ペンは、一本で太い線から細い線まで書けるので、強弱をつけたり、呼吸が入りやすいのだとか。私も筆ペンで参加しました。



【SUPER GUEST プロフィール】

● 北川 貴康さん

たっくんコドナの落書き Word Painter
「自分に賭けて生きていく!」と覚悟し、カフェの店長を辞め、筆と墨を初めて買い、路上に座る。
「あなたの瞳を見て直感で言葉を産み出します」を軸に、日本中のイベントに出演し、世界中で言葉を描き、ライブペイントをする。
「経験してモノを言う」事を大切にし、海を越えて飛んでは、言葉を描きそれだけで食べて12年目。
バンド「Aqua Timez」のオフィシャルグッズデザイン、「GreenWorld」のTシャツデザインを、「ハジ→」プロデュースのcafe&bar「ISLAND∞TRAVEL。」の看板を手掛けるなど、音楽シーンに強い繋がりを持つ。
Rickie-G、卍LINE、The BONEZ、JESSE(RIZE)、GAKU-MC、Nabowa、sumika、FUNKIST、イトヲカシ、半崎美子、堤晋一、DSL、小久保淳平とコラボレーションでライブペイント!
コドナ計画」オーガナイズ、アパレル「LAICEPS」代表。



来年の抱負をみんなでシェア


まずは来年の抱負を考えるところからワークショップはスタート。個人で来年の抱負となるキーワードを三つ考えたのち、参加者同士でシェアしました。

私は今まで「来年の抱負」を他の人に伝えたこともなく、ましてや初対面の人に話すことは初めてでした。しかし、誰かに自分の目標を伝えることで、よりその目標に力が入ったり、他の人の抱負を聞くことで「私も頑張ろう」という気持ちになりました。

他の参加者の方の顔を見ても、みな最初の時に比べて生き生きとしてきたように見えます。



いつもと違う文字を書く


いよいよ文字を書いていきます。

最初はいつもと同じような書き方で文字を書きます。その後、たっくさんから三通りの書き方を教わりました。


①一画目だけ太く

一画目だけを思いっきり太くし、二画目以降は思いっきり細くして書きます。
一画目だけを思いっきり太くするだけで全然雰囲気が違いますね。いつも見慣れている自分の字とは違う感じが新鮮ですね。

ここで、最初に書いたいつもの字と一画目だけ太くした文字を比べてみます。みなさんそれぞれいい味が出てます!


②書く順番を逆に

次は書き順を逆にして書いてみます。左から右に書く字は右から左へ、上から下のものを下から上にといったように書いていきます。いつもと全然違う書き方なので、力の加減が分からなくて難しいですが、頑張って書きあげました。


③利き手と反対の手で書く

最後は、利き手ではない手で書いていきます。
手をどこに置こうかという疑問から始まり、うまくペンが走らず非常にぎこちない笑 
ゆっくりと何とか書き終え、これにて終了。



自分の字が好きになった


最後は、四つの中から最も気に入った文字を見せながら、ワークショップの感想を一人ずつ述べました。

Sさん:私は字にものすごく自信がなくて、周りからも下手だと言われてきました。字が読めればいいなと思う程度で、自分の字を好きになったことがなくて…。ですが、今回左手で書いたものを見て、自分の字がかわいいなと思えました!自分の字、気に入ってます!

Sさん:来年の抱負について他の人に話してみることで、改めて考える機会になってよかったです。いろんな書き方してみるって楽しいな。

Kさん:私は書き順を逆にしたものを選びました。字を書くことが苦手で、筆ペンで字を書くのも極力やりたくない。でも、いろんな人と話しながら書くのは楽しかったし、いろんな発見がありました。

Iさん:利き手でない手で書くと、字が多少崩れて、味が出ていいなと思いました。私も字が得意ではないのですが、あえて崩れている字を活かすことができるのが面白かったです。初めて会うみなさんと来年の抱負を共有するのも新鮮で楽しかった。ぜひまた書き初めしたいと思います。

Tさん:書き順を逆にしてみるとバランスが悪いのですが、それがまたかわいいなと思いました。また、そもそもペンを持つこと自体最近していなかったので、久しぶりに字をかけて楽しかったです。また、年明けは筆ペンで書き初めをしたいと思います。

私自身もいつもとは違う書き方で字を書くことがとにかく新鮮で楽しかったです。一角目を太くしたり、逆に書いてみるだけでこんなに雰囲気が変わるのだなと、字の可能性に惹きつけられました。



私たちはもっと自由でいい


私たちは普段いろんな「〜でなければいけない」に縛られています。
書き初めも、字を綺麗に書くことがよしとされがち。

そんな固定概念がいつの間にか自分の「可能性」を閉じ込めてしまう。
だけど、あえて思いっきり崩して書いてみると、新しい自分に出会える。

私たちはもっと自由でいい。もっと冒険してもいいんだ。 
良し悪しは人が決めるものではなく、自分が決めるもの。

たっくんさん流の書初めで自分の可能性を広げてみませんか?



執筆:【WINGSチーム】相部 水紀 プロフィール
立教大学卒業。オランダ留学を機にサステナビリティに関心をもつ。ファッションや食などサステナブルなライフスタイルについて日々情報収集することが趣味。



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