かなり久しぶりの投稿になります。 2024/9/20-22に第42回本小児心身医学会学術集会が東京で開催されました。大会長の永井先生に非常にお世話になっていることもあり、張り切って以下の2演題を発表したのですが、準備がなかなか大変でした。笑 ただ小児心身や思春期医学領域の先生方と臨床や研修に関してDiscussion出来たのは本当に刺激を受けましたし、モチベーションになりました。 学会に行く度に感じますが、オフラインの交流こそが学会の意義ですね。 今回は発表していたことも
5月はERが一旦終わり、初診・再診外来が主な業務です。 初診外来は診断困難・治療困難な症例が紹介されてきます。 かなりタフなのですが、非常に面白いです。 1例1例を診療するイメージは物理の難系(当時の無機質な表紙と違ってかなりポップな見た目になってますが笑)を解いている感じと説明していますが、大学受験を引き摺っていて気持ち悪いと言われます。笑 要するに、困難症例に対して思考の枠組みを決め、系統立てて1つ1つのポイントに解きほぐしたり、或いは1つ抽象度の高い枠組みから考える
臨床と研究を両立させようと苦心していると、共通項を見つけて括ってしまうと少し解像度が上がることがあります。"オーナーシップ"もキーワードの一つかなと思っていて、一般的には個人が与えられた職務やミッションに対して主体性を持ち、取り組む姿勢やマインド、を指します。 具体的に臨床と研究で考えてみます。 臨床 ・様々な技術/経験を積む段階、最終的な責任や決定権は上司にある(=初期研修医/医学生) ・病棟管理/手術などにおいて治療方針の決定権が自分にある(=後期研修医/指導医) 研究
小児科専攻医になって早1ヶ月経ち、少し溜まった宿題をGWに進めないと行けないなと思っている今日この頃です。 ここ1ヶ月は救急科での診療をしていたのですが、診療後に毎日30分〜1時間程の振り返りがあります。診療後の体力でどれだけ吸収できているかは定かでないですが、1日15分の振り返りで23%パフォーマンスが上がる、というハーバードの研究はネット上でも良く目にしますし、中々馬鹿にならない数字だなと思います。 私自身は1日◯人診療するという目標を勝手に設定して気合を入れている笑
先週末に福岡で第127回小児科学会学術集会に参加して来ました。職場が研究や学会活動に寛容なお陰で初めて3日間通して参加出来ました。 私自身はポスター発表だけだったのですが、個人的に面白かったプログラムを振り返ると ●不登校対応に考える子どもの心の診療のシンポジウム 去年同様、会場満員で立見大勢のセッションでした。自分の研究のインプットもあり参加しましたが、想像以上に市中病院や開業医の先生達が課題意識を持っている(きた?)テーマだなと感じました。今年は診療報酬も加算されました
8年振りに入学式と言うものに出席してきました。 博士課程の大学院入学式なんて周囲の方が断然若いわけで、出席しないつもりでしたが、母親が観てみたいというので母親の東京観光がてら参列して来ました。 入学式となると毎度著名人のスピーチが話題にあがりますが、宇宙飛行士の米田あゆさんのスピーチは素晴らしかったです。「自分で一歩を踏み出すこと」「社会を一歩前に進めること」を自分の経験からこれだけ華麗に言語化出来るとは、2,3年しか違わないはずですが、人間力の差を感じました。 式は参加
2024年4月から小児科専門研修と同時に大学院博士課程に入学しました。 大学院では主に思春期疫学・小児心身症疫学の他、学部生時代から興味のあるDOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)をテーマに研究する予定です。応用研究、社会実装に近い領域での研究テーマを扱います。 一昔前は医局に所属して臨床医と大学院生を並行するのは珍しくはなかったと聞きますが、最近では博士課程への進学率低下もあり、社会人大学院生はかなり少数派かと
(文責:New Field Twitter) 2023/05/09 一般公開用 ver1 以下の記事はNotionのサイトと同内容です (https://honorable-beginner-567.notion.site/Tool-1ba56fcb00e54239999aecbd004794c1?pvs=4) 1. はじめに学部生、初期研修医の間に1本ずつ症例報告を書く機会を頂いたので、書いた際に使用したツールやTipsを簡単にまとめておきたいと思います。僕より症例報告や