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5歳でポケモンカードができるまで(10)

たった一つの冴えたやり方

モルフォンGXの相方がなかなか決まらない。ナイトユニゾンの新弾バトルでピカゼクに蹂躙された恨みをはらすべく対タッグチーム用(つまりアンズを毎ターン打ち続ける)に組み上げたパパのモルフォンGXデッキ。しかし、これが息子の握るクワガノン(エレキほう)デッキとめっぽう相性が悪い。あちら(ガノン)は、こちら(モルGX)をワンパンできる一方で、こちらがワンパンするにはキョウの罠を使わなければワンパンできない。挙句、それで倒し合ってもサイドレースでは、こちらが不利になっていく。4エネ要求のエレキほうもバッテリーデンヂムシの効果で連発できる。本来は2進化のクワガノンを立てるのが大変なはずなのだが、そこはクワガノン+ライチュウGXを使い続けてきた息子。クワガノンを立てたランキング、5歳時部門があれば間違いなく優勝するであろう彼は間断なく立ててくるのだ。そのため最近、なかなか息子に勝てない。その対策として、モルフォンGXの相方となるアタッカーを入れようとしているのだ。しのびのひとつきのグライガー、ナゲツケサル、イブカビなどを試しているが、どれもイマイチはまらないのだ。

さて、この連載の趣旨は「ポケカの対象年齢9歳未満の特に未就学児の子どもがポケモンカードができるようになったかを実体験を振り返りながら、そのノウハウを紹介する」的なものだったと思う。その時に最も大切だと思えること、それが「親も全力で楽しむ」ということである。

「ウチはママもパパもポケモン好きでいいねぇ」

これは長男の言葉である。幼稚園の同級生などにもポケモンが好きな子はいるらしいのだが、その子が好きでもお姉ちゃんが好きではないとか、ママがあまり分からないとかはよくある話らしい。それを受けての冒頭の息子との言葉となる。確かにうちはパパもママも、ゲームの方をちょこちょこやってきた。2歳の弟もポケモンが大好きである(生まれてから長男に洗脳され続けられているのだから当たり前だけど)。ポケモンカードも一緒で、さすがに2歳の次男は無理だけど、パパだけでなくママもしっかりルールを覚えて日々、デッキを組みながら息子と対戦している。パパに至っては、息子と同じかそれ以上にハマってるし、ママもかなり楽しんでいる。全員、ポケモンカードがはじめてだったので、みんなで勉強していく感じも良かった。結局、この環境こそが息子のポケモンカードへの熱意を支え、それによってルールや各種計算などの学習が苦にならなかった気がする。特にママの存在は大きくて休日しか遊べないパパと違って、平日も遊べるし、遊べないにしてもポケカの話ができるのも息子にとって大きいわけだ。最近では、ポケカが我が家に浸透しすぎていて、何でもポケカで例えるようになった。例えば、息子が朝食を食べるのが遅いのを「1ターン目でサポートを打ててないくらい遅い」と揶揄したり。くだらなくて申し訳ないけど。ということで、親子で楽しむ感じが一番いいと思います。

※写真は2歳の次男にポケカを教えようとする長男。できないなんて思ってないみたいで、「エネルギーは1ターンに一枚だよ」と丁寧に教えている。

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