ふたりのリモートワークのコツ
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークが増えていることと思います。今日は4月7日。安倍総理が今日中にも緊急事態宣言を出すとのこと。コロナとの戦いは、これからが本番になりそうです。(あまり戦いという言葉は使いたくはないのですが、ウイルスと共存するための前段階として、人間の状況として「戦い」という意味で使います)
この記事では、夫婦二人で自宅でそれぞれの仕事をしているわたし(妻)が考える、「大人二人が1つの家でそれぞれの仕事をする」上で、心がけておくといいかなと思うことを紹介します。
まず、自己紹介を簡単に。
わたしは在宅ライターを8年続けたのち、現在は転職して自宅の一室でリラクゼーションサロンを営んでいます。夫はイラストレーターで、自宅で仕事を続けて約20年になります。つまり、二人とも在宅で仕事をするようになってから約10年です。子供はおりません。
リモートワークのコツは、朝ちゃんと着替えるとか、時間割をつくっておくとか、適度に運動するなど、すでにいろいろと紹介されていると思うのでここでは割愛。ここでは、「二人で(平和的に)家にいる」ためのアドバイスをしますね。
1 お互いの仕事スペースを確保する
あたりまえですが、仕事は一人でやります。なので、一人で集中できる環境を作りましょう。理想は一人ずつの仕事部屋があることです。うちは田舎の古い貸家で部屋数だけはたくさんありますので、一人ずつ仕事部屋を持っています。しかし、都会のマンションではそれが難しいかもしれません。そんな時は、一人はリビングで、もう一人は寝室などの一画に小さなデスクを持ち込んでそこをワーキングスペースとしましょう。これで、ビデオ会議の時でも、情報のセキュリティが守られます。
ただ、一人がリビングで仕事をしている時、もう一人が飲みものなどを取りに来る場合もありますよね。そんな時は、いちいち相手に意識を向けないこと。冷蔵庫の中に手を伸ばして飲みものを取ったら、さっさと自分のスペースに戻ること。リビング側も、仕事があまり進んでなくて飽き気味だからといって相手を引き留めたりしないことです。
できれば、ランチタイムまでは集中できるよう、飲みもの等もワーキングスペースに持ち込んでおくのがいいでしょう。
2 昼ご飯は別々に食べる
二人とも家にいて仕事をするとなると、もう、朝から晩までずーっとひとつ屋根の下にいることになります。で、朝・昼・晩と三食一緒に食べていると、景色に変化がなさすぎてしーんとしてしまいがちなのです。なので、昼くらいは、別々に食べることをおすすめします。
うちは、朝も昼も基本、別々です。起きる時間も寝る時間も違うので、食べたくなるタイミングが違うからです。(たまたまタイミングが合えば一緒に食べます)そのぶん、夜は必ず一緒に食べます。
朝一緒に食べたら、昼は仕事の区切りが良い時に、食べたいものを好きな場所で食べるようにしましょう。一人が先に食事を作ったら、それをもう一人のためにとっておくのもいいでしょう。洗い物は各自でするようにし、お互いへの負担を少しでも減らすこと。
いつもは昼ご飯は別々にとっていたのですから、それを変えないということも理由のひとつです。それぞれにとった昼ご飯の内容や、食べて感じた事を、夜の時間に話すということも大切なのです。
3 家の中でも連絡はLineかiMessageで
リモートワークの内容のメインは、ビデオ会議、テキストや資料作成、メール連絡、調べ物などでしょう。パソコンの前から動かずに集中することが求められます。だからこそ、連絡はLineで。iPhoneユーザーならiMessageでとりましょう。
うちは二人ともMacでiPhoneなので、iMessageを使っています。Macのメッセージも活用しています。パソコンからもスマホからも返事できるので便利。Lineもパソコン用のアプリがありますので、この機会にセットするといいでしょう。
とにかく、仕事タイムの間は、むやみに声をかけないことです。
4 まとめると、できるだけ一緒にいないこと!
1つの家に一緒にいてもできるだけ離れていることが、夜のオフタイムを充実させます。どちらかの仕事がその日早く終わったとしても、どちらかはまだ仕事をしていたなら、じゃまをしないことです。先に仕事が終わったなら、家事をしましょう。その前には、「今日はもう終わったから買い物行ってくる」「なにかやっておくことはないか?」等の連絡をすること。
今の状況は、誰も経験したことがありません。人類皆が協力してコロナとの戦いを乗り越えなくてはいけない。家庭は、その小さなチームです。そこで争うのはエネルギーの無駄だと思います。コロナの影響で疲れている心を、家庭のことでさらに疲れさせないよう工夫していただけたらと思います。
ここに子供が加われば、交代で子供を見ながら仕事をすることになるのかもしれません。それは、「大変」の一言では言い尽くせないほどにハードなのだと思います。どうか、くじけず、一日いちにちを楽しく、なんとか、乗り越えていって欲しいと思います。
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