眺める水曜日(24)1月27日

講習通いも明日でひと段落。何が大変って、帰宅後の消毒でした。そもそも極度の潔癖症。よごれに触りたくなくて逆に掃除ができないほど(何だそれ)。四六時中、手を洗っています。二週間のプログラムを母に話したら「あんたが行けるの?」とコロナとは別に心配されてしまいました。

海外ドラマ『名探偵モンク』の主人公もそう。ある時、教会に参列すると後ろの席で咳が止まらず、モンクはパニックに。当時から私には気持ちが分かりすぎて笑えなかったけど、今は世界そのものが変わってしまい、コメディとして成り立つかも怪しい。潔癖症を笑っている場合でもないですよね。

汚いものを避けることで、人は幸せになれるでしょうか。なんか法話みたいになってきた。長年の潔癖症持ちの実感としてはですね、それは辛いですね。ずっと辛い。永遠に解決しない問題を抱え続けなければいけない。対処しているように見えて、ことの核心は担保されたままなんです。

手洗いで流れるものならまだしも、「ひと」ならどうか。たびたび疫病神扱いを受けて思うことは(本来は私の情報や人権を侵害する側が文字通り“ウィルス”ですが)『他人(ヒト)は自分と少しでも違うものを安易に切り捨て殴っていいと判断する。よく知りもしないで』。常に逆の立場に返り、気をつけたいです。

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