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2022年5月にロシアに荷物を強引に送る(2022年6月追記)

■はじめに

 知ってた半分、勘弁してくれ半分って感じッスわ。
 
去年12月にロシアの皆さんと同人誌を発行した都合上、参加作家さまに完成したものをご献本させて頂くのは取りまとめ役の義務&プライド&意地でございます。しかしアレに関わらず、パンデミックによる物流混乱の為にロシア行きは船便でしか国際郵便を受け付けてくれないわその船便もいつ届くか分からないわ

突然エカテリンブルグに届く所が萌えポイント

ンンー到着まで6ヶ月ンゴホホホホォーオホホホホホwwwwみたいになっていた所「船便の返送対象は11月~1月」ということで12月下旬に発送したロシア行きのご献本便は完全終了でございます本当に有難う御座いました――とはいいつつここで無理でしたゴミンナサイとか言うのつまらないのでこの記事のタイトルでございます。
 なお、この記事は自己満足であり特に誰かに読んで欲しかった訳では無いんで文章滅茶苦茶です。

■ひとまず送らないといけないものは

①参加作家様14(15-1)名分へご献本ひとまず1冊
②ロシアで販売するための50冊in1箱
③参加者の方に代理購入を頼まれた
原神のグッズ

合計16梱包ンゴホホホホォーオホホホホホwwww

■方法1:中国の友人に依頼しよう


 この中で②について、なんと奇跡的に「同時期に中国の友人に送ろうとした箱とロシア行の箱を取り違えて、間違えて中国に送った」という大やらかしによって中国までは到着済みです。友人から「なんぞこれ」って写真届いたときはなんでやねんと思った。いくらなんでもバカすぎる、自分が。
 ということで②については土下座して中国からロシアに郵送してもらうことに。とはいえ中国の個人利用の国際郵便はクソ高いという偏見があり、中国国内限定発送のブツを買って日本に送るときは、中国の友人に国際郵便を頼むより発送代行業者さんに依頼した方が安く送れたりする謎状況なので、重さ15kgあるブツを友人がロシアに送るとなると一体総額では幾らになることやら……請求額見たくない知りたくない……。
――と、書きながら考えたわけなのですが、発送代行業者さんと懇意の仲になれたらもしかしたらロシア行の発送の代行を業者さん価格でお願いできたりしないかなーと。とはいえ、個人が通販で購入するレベルでの中国への国際郵便の発送は何ら問題ないのですが、基本的に中国では本を自由に作ったり売ったりできないっぽいので同人誌といえど本を大量に送るというのは税関でストップかけられる可能性があるスリル&ショック&サスペンス。そんな中、友人が受け取った段ボールの中には本がみっちり50冊。バカは他人に途方もない迷惑をかけるという分かりやすい例証ですね。まじゴメンなさい……。
 話を戻して、中国⇔ロシアの国際郵便は特に問題ないっぽいので現在友人によって発送作業中なのですが(ほんとありがとうございます)、倉庫が満タンでまだ発送できてないという連絡が先日来ました。コロナか? コロナのロックダウンが悪いんか? 別件で注文した5月15日発売予定の中国アニメのブルーレイも音沙汰無いし、中国の物流はかなり大変そうです……。

■方法2:ベラルーシの友人に依頼しよう

????????

 ロシアへは完全遮断されてるものの、ベラルーシはなぜか国際航空郵便はまだ繋がっているようです。何で? 理由の鍵になりそうなのが去年12月に発送して無事到着済みのベラルーシ宛ての以下の追跡結果。

こいつ、ヨーロッパ旅行を楽しんでやがる的追跡結果

 どうもそのまま直送せず、一度オランダのハーグに途中下車してからというルートが功を奏しているのかもしれません。ロシアへの国際船便郵便が死んだ結果カザフスタン行とかも同時死亡みたいなのと同じかもしれないですね。よく分かりませんが。
 この去年12月の郵便というのはロシアの皆さんと一緒に本に参加してくださったベラルーシの作家さまへの献本便でして、それではと①の他の参加作家様への発送代行を土下座→ご快諾本当にありがとうございます……。別の参加者さん曰く、「この前ベラルーシから送って貰った小包は3日で届いたよ」とのことなのでベラルーシに届けば全然問題ないでしょ~。
 とはいえ14件の別々の住所に発送するのは相当な仕事量の上に送料も相当金額見込まれる訳で、ロシアと同様に様々な送金手段が使用不可になってるベラルーシにどうやって送金したらいいのか? ということで提案して頂いたのが「boosty」。つまりはロシア版Pixiv FANBOXあるいPatreonです。boostyは何故かまだクレジットカード決済可能なので、都度課金を行うことで必要額+お礼の手間賃を送金できるという事に。ちなみに他の抜け穴送金方法として「buymeacoffee」があるっぽいです。
 お金も送金可能! ブツも5月21日にベラルーシに発送済み! あとはベラルーシへの到着を待つだけ! とはいえ前回発送は12月なので、こんな状況下で本当に到着するのかしら……と、チェコの友人に状況を尋ねてみると「うちらの国はウクライナとロシアへは発送できるけど、ベラルーシへはアエロフロートに代わる代替経路を探しているので今発送できんス」という返事が来てうーんまあこれ以上考えないことにするかめんどくさいし。

ヨーロッパ横断旅行パート2

(追記)ということで慌ててベラルーシに送った便、前回と同じくオランダに回されました。さーてここからベラルーシに届くのでしょうか???

■方法3:ベラルーシの1度だけやりとりした方に依頼しよう

 さて残された一つ、代理購入した参加者さんの原神グッズ! 上述の友人に土下座するのも一つの手ではあるのですが、1:本と関係ない私的なやりとりもお願いするのもな & 2:友人には本だけ送ることで「小型包装物」や「国際小包」扱いではなく「印刷物」扱いにして5kgある荷物の送料圧縮 & 3:そもそも返送されてくるロシア行荷物がいつ手元に戻って来るか不明という状況かつ今後の世界情勢如何で 4:ベラルーシへの国際郵便がストップする可能性も考えられるので(日本郵便は国際郵便の特定地域発送停止を発表した日の翌日とかにキめてくる)、これもまた別の方法を試みることに。ということでやっぱりベラルーシです。
 ロシア語圏にはフコンタクテというFacebookみたいなSNSサービスが人気で、ロシアの作家さんとキャキャウフフするにあたり自分もアカウントを作成していたのですが、去年一度自分のケモい同人誌の無料プレゼント大会を開いたことが有りまして(理由:在庫が大量にあったから・涙)。15名ほどの方にお配りした結果うち1名の方がベラルーシにお住まいだったので、事情をお話しして土下座&もちろん相手はほぼ他人も他人な方なので、お礼として日本のアニメかゲームかマンガのグッズ買うよ! と交渉させて頂いたら無事にご快諾。ちなみに『東京卍リベンジャーズ』のグッズをご所望されていました。すげぇな東リベ。というかこういうのが日本に生まれてよかったーと感じる瞬間です。他の国だとなかなかこうは行かないぜ。アニメグッズは金のインゴットに代わる貴重品。まぁ今回のメインは原神だけど。がんばれ日本のサブカルチャー!
 お金のやりとりについては、そもそも代理購入の支払いは現金じゃなくてコミッションでという約束だったので手間賃は絵の内容に上乗せ頂ければオッケーだし、ベラルーシの優しい人から原神LOVEの人への送料は原神LOVEの人が送金できるだろうしで何の問題もなし。但し返送されてくるロシア行荷物がいつ手元に戻って来るか不明。はやくきて~はやくきて~。

 以上!(5月24日現在)。いいですか、遠足は家に帰るまでが遠足だし、参加者さんの手元に無事に本が到着するまでが同人アンソロです! いやー同人活動やってると色々なことあるもんですね~(ない)。

■追記:進捗状況(6月)

①方法1:中国の友人に依頼しよう

 中国の友人がロシア行きEMSの送料を調べて下さった結果15kg3万円オギャアアアーTwitterの引用でお気持ち表明タイム!!

―—ということで今は陸運で安い手段がないか調べて下さっているとのことで本当ご面倒おかけしてスミマセン……。
 ちなみに懇意にさせて頂いている発送代行業者さんのお見積もりは15kg2万5千円でいやーもう、腹くくるしかないっッスね……。

②方法2:ベラルーシの友人に依頼しよう

 前回12月の発送の時は2ヶ月かかったので今回もそれぐらいかなーと思ってたら6月7日に「明日届くよ!」ってホンマかいな! 慌てて14件の封筒貼付け用宛名シールのデータをExcelで作成。「A4で印刷したらいい感じになるので利用して~」とGoogle Driveとかで送信。

前回所要時間2ヶ月 今回1ヶ月のこの差 is 何

 ということで無事届きました明日届いてねぇ~というよりこの情勢下でどうやってオランダからベラルーシに届けられたのか is 本当謎。今回の件、最初からベラルーシに送っていたらこの状況如何に関わらずロシア行コスパ最強RTA狙えた感あるのですが(註:フィンランド経由とかもできそうなので所説あります)(註2:いや全く知りませんが)、「ごんめー! 14件僕の代わりに代行発送して~><」とか言った暁には交友関係が今の日露間よりも最悪に冷え込みそうなのでこれは本当究極最後の手段という事で……。

③方法3:ベラルーシの1度だけやりとりした方に依頼しよう

 年明け発送した船便の返送、時間かかりそうだな~と思ってのんびり構えていたら6月1日に返送してきて(ありがとうございます)返すときは航空便スピードなのなというお気持ち。ということで東京リベンジャーズのグッズをビャーと詰めるだけ詰め込んで発送じゃーい!
―—と、まず1:日本→ベラルーシは僕が送料を支払うとして、2:ベラルーシ→原神LOVEの人への送料は原神LOVEの人が支払わないといけない訳ですが、CIS圏内だと確かフコンタクテを見る限り、ズベルバンクのカードを使って簡単に送金できるっぽいしと思ってたらベラルーシの優しい人から「うちズベルバンク使えないっす」という衝撃の告白ナンダッテー! とはいえ、優しい方のズベルバンクの口座持ちの御友人さんにご協力してもらえるとのことで、お金のやりとりについては万事解決しそうな気配。

■追記:進捗状況(7月)

①方法1:中国の友人に依頼しよう

 結論としては中国発ロシア行発送はEMS以外無いというかあっても値段高いみたいな最悪なやつ。中国の国際郵便事情マジキツい。ということで改めて送料清算した結果2万6千円オホホホホホゴオホホホホホGood Bye Good Bye And now... in anticipation of your insight into the future…..

がんばえぇ……(蚊のような声)

 ということで意地と気合のEMSですが、EMSの癖に動かないんスわ履歴が。いやもう知ってますけどねこうなることは……。まぁジブンの義務は果たしたということでのんびり待っていただく事にしましょう……。

③方法3:ベラルーシの1度だけやりとりした方に依頼しよう

画像アップロード現在 7月7日

 And now... in anticipation of your insight into the future…..じゃなくて見事にオランダで止まってますね~。ほんとムラがあるなベラルーシ行き……。まぁジブンの義務は果たしたということで略

■最終的な結果

①方法1:中国の友人に依頼しよう

ロシアに入るなり謎のきめ細やかさ

 7月中旬になり突然「ロシアに届いたで!」と連絡があったと思ったらあとは怒涛の展開。ロシアにおける国際郵便物の集配拠点っぽいエカテリンブルグからサンクトペテルブルグまで荷物の中身ちゃんと見たのか心配になる爆速っぷり。ということで7月19日に無事到着しましたとさ。

③方法3:ベラルーシの1度だけやりとりした方に依頼しよう

突然オランダからベラルーシに不規則に飛ぶのがベラルーシ便

 どんどん事態がアレに向かう中どれだけ時間かかるか正直これわかんねぇなって思ってたら意外とオランダ→ベラルーシは4週間程度で突破できたベラルーシ便、ベラルーシに入った後はこっちのもんというかそっちのもんなのでスムーズに到着(中身は原神グッズだしね)。後はベラルーシの方とロシアの友人にフコンタクテで直接やりとりして貰って(お互いロシア語で喋れるもんね)、7月21日に無事にロシアの友人に頼まれものをお届けすることができましたいやー長旅だった!

※おまけ それでは今回の件についてロシアの皆さんの反応は?というとおおむねこんな感じです。



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