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Shinichi/Miyazaki
2020年6月21日 18:17
麻布にある姉弟が住んでいた。お公家さんかというくらい高貴な面影を持つ姉弟だったが、この家にはもう一人女性が同居していた。姉弟の間の若くして亡くなった兄弟の妻お染だ。弟には今までも何度か縁談があったが結婚までには至らなかったのには、人には言えないわけがあった。そんななか、姉が殺されてしまう。犯人は、いつも姉にいじめられてたお染ではないか?しかし事件は意外な展開を見せる。弟の縁談を邪魔し続ける
2020年6月20日 09:50
草村卓三が殺された。50歳を過ぎた彼は妻の他に20代の妾を囲っていたが、彼女にはアリバイがあった。ドケチで口うるさく、あちこちの女を口説いていた卓三は誰に殺されたのか。20代の彼女には飽きられた。妻には三行半を突きつけられた。二人の女性の利害は一致した。卓三さえいなければ!婦人公論に掲載されたこの小説を読んだ昭和30年代の女性たちは、どう思ったのだろう?Shinichi/Miyazak