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こんにちは。田中です。
今回は、こちらの公演を配信で観劇しました。

『LUXE』
――迷いこむほどに美しい、氷の世界へようこそ


スケーターの髙橋大輔さんが座長を務めるアイスショー『LUXE』。
この公演、今年の5月に上演されていたのですが、
11月に、映画館でのライブビューイングと配信が行われました。

今回の公演にはこんな想いが込められています。


今、世界中が未曾有の出来事に見舞われる中、
旅を楽しむことからは大きく遠ざかってしまいました。
そのような中で、かつて愛した風景に今一度思いを巡らせてみる。
いつか訪ねてみたい憧れの地に想いを馳せてみる。
生のエンターテインメントを通して、
そんなLUXEな時間を堪能して頂きたい――
このような思いから、本作のテーマを「世界巡り」としました。


まず見てほしいのが、この豪華出演者のみなさま。
髙橋大輔
荒川静香
柚希礼音
平原綾香
福士誠治
波岡一喜
鈴木明子
織田信成
村上佳菜子
村元哉中
西岡德馬

そして、スタッフ陣。
監修 ・ 演出 尾上菊之丞
構成 ・ 脚本 ・ 演出 原田諒 (宝塚歌劇団)
主題歌 平原綾香
空間演出 チームラボ

見てもらうとわかる通り、この公演、ただのスケートショーではないのです。
普段、舞台やドラマ映画で活躍する俳優が、スケートしながら演じたり、はたまた現役・元プロスケーターの方々がお芝居や歌に挑戦したりするのです。
また、アイスダンス、アクロバット、ヒップホップ、日本舞踊、ジャズ、フラメンコ、サンバなど、各国の世界観に合った踊りがたくさん出てきます。

そして、氷をスクリーンにプロジェクションマッピングで表現する世界。美しく、儚く、キャスト陣の表現力と同じくらいの熱量でその表現を重ねてきます。

一幕のラストでは、平原綾香さんが聴かせる心に響いて止まない『LUXE』の主題歌と、集結したスケーターが一斉に舞い、そこに、スモークの入ったシャボン玉が覆うようにいくつも現れた場面は、何度も見返してしまうほどの美しさと感動でした。
(見返せるところが配信の良さだなと改めて実感。)

様々なジャンルのプロフェッショナルが集まって行われた、演劇なのか、ショーなのか、コンサートなのか、ミュージカルなのか……ただの“コラボレーション”と、一言では片づけられない、ジャンルレスな新しい世界を魅せつけられました。

一度はスケーターを引退した髙橋大輔さん。その後、現役復帰した彼が魅せる、新しいエンターテインメントの世界が素晴らしく良かったです。
『LUXE』の主題歌にある「苦しんでも立ち上がる勇気や強さ」は、いつまでも挑戦し続け、エンターテイナーとして感動を与え続ける髙橋大輔さんが座長を務めたこの作品だからこそ、伝えられたメッセージだったのだろうと感じました。

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