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初めてのこまばアゴラ劇場!

こんにちは!スタッフの臼田です。

先日Kawai Project『ウィルを待ちながら〜インターナショナル・ヴァージョン〜』を観劇しました!

初めてのこまばアゴラ劇場。新宿で京王線に乗り換えて明大前まで。さらに京王井の頭線に乗り換えて駒場東大前まで…と思ったら大変なことが…。

間違えて急行に乗ってしまった私は駒場東大前を通り越して終点の渋谷まで辿り着いてしまいました。
慌てて戻ってきました。少し早く着くようにしていたので一安心。

駒場東大前で降りたのは初めてでした!とても静かなところですね。小道を5分程進んだところでこまばアゴラ劇場とご対面。

この戯曲は河合祥一郎さんが作と演出をされている作品です。河合さんは多くのシェイクスピア戯曲の訳に携わってらっしゃいますね。

劇場に入ると検温と手指消毒、そして連絡先の記入スペースがあり、チケットを自らもぎり、箱の中へ。入口と出口の導線も分けられていました。スタッフの皆さんも、我々観客も、感染対策のため静かに開演を待ちます。

実はこの作品、2018年に初演され、シビウ国際演劇祭招聘作品となっていましたがコロナ禍のために延期されたそうなのです。
そして2022年にようやくシビウで上演されるよう!それに先駆けた再演でした。

…ですのでネタバレは避けつつ。

河合さんの集められたシェイクスピアの台詞たちが、2人の役者によって語られます。
おひとりは、シェイクスピア・シアターの創立メンバーである田代隆秀さん、
もうおひとりは、シェイクスピア戯曲の演出で有名な蜷川幸雄さん演出の作品に多く出演されていた高山春夫さん。

おふたりのシェイクスピア台詞を読む声といったらもうぅぅぅ!最高!
空間を柔らかい温かさで包み込んでくださる、そして音の一粒一粒が耳に素直に届く、美しい声です。

おふたりの素敵な声と地についた身体のうごきによって立ち上がるシェイクスピアの台詞たちは、生き生きとそのシーンの景色を描いていました。

「ウィル」を待っているとは何のことなのか、物語もどんどん進展していきます。
終わりには、どこも見逃したくない!と思う私の心が、目も耳もおーきく開かせていました。幸せな観劇時間でした〜!

このシーンで笑う人もいれば、あのシーンで笑う人もいる。
そのシーンで泣く人もいれば、あのシーンで泣く人もいる。

劇場で同じ時間を共有するその楽しさを改めて感じました。

観劇後も寄り道せず真っ直ぐ帰ることが多い今、感想を直接語り合う機会が減っている…
この公演を観た方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想をコメントでお知らせください〜!
2018年の初演をご覧になった方の感想も聞いてみたい!

オンラインで感想シェアできたら嬉しいです。
2022年、無事にシビウで上演ができることを願っています。
お読み頂きありがとうございました!


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