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《 学生演劇を追う!》早稲田大学 編|「早稲田小劇場どらま館」大学と演劇を繋げる劇場。


こんにちは。スタッフの望月です。

今回から、ユニコ特集「学生演劇を追う!」シリーズ を開始することになりました!
この企画は、全国の高校生・大学生の演劇活動について、望月が調査や取材し、ご紹介していくというものになっています。

第一回目は、早稲田大学 編 をお送りします。

早稲田大学といえば、言わずと知れた学生演劇の拠点
大学で演劇が学べるのはもちろん、大学構内に演劇博物館があったり、15以上の演劇サークルがあったりと、演劇にどっぷりと浸かることのできる環境が揃っています…!

その中で、わたしが注目したのは、
「早稲田小劇場どらま館」です。


「どらま館」は、早稲田大学が所有する小劇場 です。
講堂やホールのある大学は多かれど、小劇場を所有している大学って、結構珍しいのでは…!
どらま館では様々な早稲田演劇サークルの公演や企画が、毎月かわるがわる行わており、館内はいつも活気があふれています。

どらま館入り口の様子

わたしの思うどらま館の魅力は、劇場運営だけでなく様々な企画やイベントを行っているというところです。
様々な演劇団体との対談やインタビューをされていたり、読書会など演劇にとらわれないイベントをされていたりと、幅広い分野で、多岐にわたる企画が開催されています。

その中で、どらま館が昨年度行っていたオンライン企画「制作部週間」。


劇場の企画・制作を担う学生スタッフ考えた企画やイベントを、1週間かけて開催するというものです。

その中で、とても気になる企画を発見しました。

それがこちらの『宣美会』です。


早稲田の演劇サークルで、宣伝美術に関わる人たちで、作成したフライヤーをお互い紹介し合うというこちらの企画。

演劇チラシ好きにはたまらない企画です…!

もともと、実際に早稲田大学で活動する学生劇団の宣伝美術を担当していた元制作部スタッフ・冨田さんが発案した企画だそう。

「感覚になってしまいがちなチラシデザインを考える作業を、言語化して、お互いに高め合い、技術を上げていく場所になっていくように」という思いから、早稲田の演劇サークルで宣伝美術と関わる人たちの情報交換の場として誕生したそうです。

「演劇チラシをPDF化しSNSで団体が増えていると感じます。でも、やっぱり紙でチラシって配りたいと思うんです。
PDF画像だと想像しにくい部分も、紙チラシにすることで、デザインや情報を時間をかけてじっくりとみることができ、作品のイメージが更に膨らむと思っています。」(宣美会担当 冨田さん)

一方で、紙のチラシデザインを作るのは、どうしても「デザイン 対 自分」になってしまい、視野が狭くなってしまうこともしばしば。
その中で、自分が作ったチラシのこだわりを紹介し、他の人のデザインをみる時間は、新しい発見が見つかったり、たくさん刺激を受けるそうです。

企画自体は既に終了していますが、そういった「早稲田大学と学生を繋げる、ハブとしての役割」を担うどらま館の存在は、とても貴重だと感じました。

宣美会、またぜひ開催してほしい…!

制作部週間は昨年度で終了し、今年度は新たに形を変えて、企画を随時開催しているようです!
詳しくは、どらま館公式noteをご覧ください^^



4月はどこのサークルも新歓期ということで、現在どらま館では『どらま館の歓待』という企画を行っています。
どらま館が新入生をおもてなしする企画として、4月1日からスタートした企画だそう。


「好きなのをつくる」WSであったり、
早稲田演劇ツアー であったり、
映画サークル上映会 であったり、、、

「大学で、なにか新しいことを始めたい!追求したい!」という新入生のための、さまざまな企画が盛り沢山です!
演劇や映画に興味がある大学生の皆さん、ぜひ、チェックしてみてはいかがでしょうか^^

歴史ある早稲田大学の演劇、まだまだ追い続けます…!
次回の早稲田大学編もお楽しみに!!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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