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劇場での個人的失敗ベスト3!

こんにちは、スタッフの吉澤です。

わたくしごとですが、最近、誕生日を迎えました。年をとればとるほど、同じく増えていくのが観劇歴。現在だいたい15年くらいでしょうか。

思えばいろんなことがありました。基本的には楽しかったことばかりですが、人間というものは『舞台を観る』という100%受け身の行為であっても、なぜか失敗してしまうものです。そして、そんなマイナスの記憶ほど、頭に残っているものなのです……。

という訳で、今回は「劇場での個人的失敗ベスト3」をご紹介します!三位からカウントダウン!


第三位 チラシばらまき事件

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5年ほど前、小さい劇場の、一番前の桟敷席に座った時の出来事です。

季節は冬。私はギュウギュウの桟敷席の中でコートと鞄を抱え、ロングブーツを履いた足を無理やり折り畳み、チラシ束をめくっていました。相当無茶な状態です。めくっている途中で、徐々にずれて膝の上から落ちそうになるコートと鞄……。

あぶない!!と思った時は、もう遅かったのです。コートを掴もうとした手が滑って、あろうことか、チラシ束を空中に放り投げていました。目の前にある、床から20センチほどの高さの舞台上にバサァァっとばら撒かれるチラシたち……。

時刻は開演5分前。必死で手を伸ばしてかき集めましたが、あれは恥ずかしかったなあ……。


第二位 タコ焼きの呪い事件

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その日、私は、友人宅でタコ焼きパーティを開いていました。

タコ焼き器でタコやらツナやらカニカマやら、何でもかんでも丸くして、たらふく食べた翌日。舞台の予約を入れていたのですが、起きた時からどうにもお腹が痛い……。

キャンセルはしたくなかったので、フラフラになりながらも劇場に向かいましたが、お腹が痛すぎて内容が全然頭に入ってきません。しかも、なんということでしょう、私は別の劇場のソワレの舞台も予約していたのです!もう限界でした。マチネを観終わった後、泣く泣くソワレはキャンセルし、病院へ行くと、下された診断は胃腸炎。

家に帰り、タコ焼きのように丸まって後悔していた苦い思い出。ふたつの公演の関係者様、本当に、申し訳ありませんでした……。


第一位 ビデオ撮影台無し事件

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小劇場では、備え付けの椅子ではなく、パイプ椅子を設置することが多いですよね。そんな、パイプ椅子ならではの失敗です。

客席数100ほどの小さい劇場で、舞台を観ている最中、なんとなく椅子がガタガタしていることに気づきました。ほんのわずかな違和感でしたが、一度気になってしまうと、舞台への集中が途切れてしまいます。私は、ガタガタしない位置を見つけようと、椅子を少し後ろにずらしてみました。

これが大きな間違いでした。

突然、ガクッと体が大きく傾いたのです!バランスを崩し、椅子が乗っていた台から盛大に後ろにひっくり返りました。最悪なことに、私の真後ろには、撮影用のビデオカメラが三脚で設置されていました。私の巻き添えになって倒れるビデオカメラ、びっくりしている撮影スタッフさん……。

その後、体勢を立て直して最後まで観劇しましたが、もう内心パニックで舞台を楽しむどころではなくなってしまいました。終演後、スタッフさんに謝り倒しましたが、15年くらい経った今でも「あの時は本当に悪いことをしたなあ」と反省しています。


以上、「劇場での個人的失敗ベスト3」でした。
みなさま、どうぞ『失敗』に気を付けて、楽しい観劇ライフを!

スタッフ:吉澤

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