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【配信公演観劇しました!】美味しい心の重し!〜露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』〜

こんにちは。おちらしさんスタッフです。

おちらしさんdeすとりーむご紹介作品、露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』の配信公演を観劇しました!

「露と枕」
まず団体名にとても惹かれますね!!

早稲田大学演劇研究会を⺟体とし、井上瑠菜を主宰として 2018 年 4 月に旗揚げ。
「人は、一人では生きていけない。人は、人に依存してはならない」
そんな矛盾した正論を受け入れられない人たちが、必死に人に依存する、壮大で繊細な夢物語を紡いでゆく。
(「露と枕」公式HP・Aboutより 
https://tsuyu-makura.amebaownd.com/pages/1153357/biography )

そんな「露と枕」さんの、Vol.6『鼬を噛んでくれ』公演。

「〜っすね」
「〜じゃん」
「〜じゃねーの」

若い言葉が飛び交う一つの部屋。

若者たちの普通の現代劇?と思うような日常風景…のよう?

なぜ「?」がついているか、というと、
みんなどこか、異常に曲がって立っている、ように見えるのです。

日常風景を見ているようで、
どこかひっかかる塊が、心のなかに重しのようにある、不思議な時間。

それが1時間くらいした頃から、
重しの正体が少し、分かり、心が軽くなりそう!!

…で、完全に軽くはならなかった。

完全に軽くはならなかったけれど、少し軽くなりました。
そして残った重しは、美味しかったので、むしろ嬉しかったのです。

なぜ美味しかったのか…

心が少し軽くなったとき、
美味しい重しだけが残ったとき、
「死」があるところで「死」を語るとき、

あの部屋に居た全員から、
静かなエネルギーが、
身体の真ん中にすーっと強く、確実に、存在していたから、だと思います。


その静かなエネルギーが、残った美味しい重しを感じさせていたのかなぁと。

この美味しい重し、皆で共有したい。

きっと真っ直ぐ立っていたお芝居だったら伝わらなかったろうな、と感じます。

あの場に居た全ての俳優の皆さんのお芝居が、心から魅力的だから、あの静かな美しいエネルギーが生まれていたのだと、思います。

音楽も素敵でした。
音楽を多く使っているわけではなく、
本当に大切なところで流れてくる、音楽。
心地よい…だけでない、音楽。
美味しい重しがさらに美味しくなりました。

約2時間の観劇時間が終わったあとも、
ずっと考えちゃうんです。
考えたくなるのです。
あの場にいた彼らに何があって
これから何をして生きていくのか。

もういっかい観たくなって、
もういっかい観ました。

配信だからこそ、もぐもぐしたくなる欲求を存分に楽しめます。
ありがたい。

出演者の皆さんのインタビューも公開されています。

早速読んでから観ることもきっと楽しい!!
…ですが、私は観た後に読むことをオススメします。

想像している時間、よく分からず心がずーんとしている時間が幸せなお芝居だと思ったのですー!

最後に、思わず「鼬」を調べました。

29日(水)までアーカイブ配信を観劇できるようです!

★配信詳細★

【チケット料金】
2500円
【アーカイブ視聴期限】
2021年9月29日(水)19:00
【チケット販売終了日時】
2021年9月29日(水) 17:00

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