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電車を待つ時間に考えること

駅のホームで電車を待っている。
まもなく電車がホームに入ってくる。
私は周囲に気を配る。後ろから押されやしないだろうか、と。

そんなことあるわけない、と笑われるかもしれないが私はもう長いことこの感覚を持ち続けている。
世の中には、色んな人間がいる。
自分の後ろにいる人が、絶対に押さない人間だとは言い切れない。自分以外の他人は100%理解できるものではない。見た目からは何も言えないのだ。

電車がホームに入ってくる瞬間までスマホをいじり続けている人をよく見る。正直に言って信じられない。怖くないのかな、と素直に思う。自分が突き落とされる可能性について1mmも考えたことが無いのだろうか。
もしかしたら数秒後に死んでいるかもしれないのに。

こんなことを気にするのは世界で私だけなのかもしれない。
やはり自分以外の他者は、自分とは別の生き物なのだ。

他人の言動はいつも自分の想定を超えてくる。
何事においても、誰かを完璧に理解したとは思ってはならない。
それと同様に、自分のことを完璧に理解してくれる人もいないのだ。


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