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(4)救出

ブラックな職場をやめて2ヶ月がたった頃、
嫁はローズベイという海辺のレストランで働いていた。旦那は嫁の仕事終わりが待ち遠しくて、よくフェリーに乗って迎えに行ったりもしていた。

そのビーチはとても綺麗で2人で写真を撮ったりもした。今でもこの写真は大切な思い出の一枚である。

まだ完全に同棲を始める前のこと、
嫁はシェアハウスに住んでいた。そこのシェアハウスのオーナーは嫁の引っ越しを拒んでいた。

そしてこのオーナーのせいで嫁は裁判の証人という問題も抱えていた。

と言うのも、
このオーナーは暴力事件を起こしており、たまたまそこにいた嫁が証人になってしまったいたのだった。その上、嘘の証言を警察にさせていた。

そんなところに嫁を置いてはおけないと思い、旦那はオーナーに直接会って話をした。オーナーはアジア系のガタイのいい男で正直なところ少し恐かった。だが嫁を救う為と覚悟を決めて話し合いをした。そして無事に嫁の引越しの準備を進めることができた。

それと同時期に、
嫁の嘘の証言についても解決することができた。

これは旦那のボクシングコーチが弁護士であり、警察に事件解決に全面協力をするということで司法取引が成立した。

一通り解決し、ハーバーブリッジの下を嫁と散歩していたとき、嫁の母とも電話で話をする機会があった。

そのとき「嫁のことは何があっても必ず守ります」と伝えた。

そして嫁の母に同棲のことも伝え、嫁の問題や不安も無くなり、2人で新たな幸せな生活をスタートした。

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