(15)浮気

嫁がキャバクラで働き出して2ヶ月、
徐々に羽振りが良くなる嫁。
やはり怪しいと思っていたが、嫌な予感は的中していた。

ある日、
私が作った夕食を嫁の携帯で撮影していた。
撮った写真を見るために写真を横にスワイプしていると、私とは行ったことないはずの高級レストランの写真が出てきた。

嫁を問い詰めると、同伴を数回していたことを認めた。
一応無いと思うが浮気も確認した。

そしたらそれも認めた。
しかも3人。
嫁本人は心の浮気はしていないと。

嫁の母にも電話で事情を話し、別れ話を進めていた。
そしたら突然、嫁が死ぬと言ってナイフやバンテージを手に取った。
何度か落ち着かせようとしたが、目を離せない状況だった。

そのため私は警察を呼ぶことにした。
それから10分弱、警察が家に来て嫁は無事に保護された。

しかし私はなぜかパトカーに乗せられた。
嫁が私に殴られたと証言したのだった。
確かに嫁から携帯かバンテージを取り上げるときに手が当たってしまったが、もちろん殴ってはいない。

しかし警察は、嫁に外傷が無いが、DVの供述がある以上は裁判所に行って無実を証明しないといけないと言った。

私は即座に弁護士に連絡を取り、無実の立証の準備を始めた。