見出し画像

なぜチャリチャリは次なる展開都市を熊本にしたのか?

皆さんこんにちは!
チャリチャリを運営しているneuetの代表の家本(写真右)です。
全く更新される気配のなかったこのページにアクセスをして頂き、こうして目にとめていただいたということは何かの縁です。
私たちの最近の取り組みについてアップデートさせてください。
(写真左は熊本のサービス開始に向けて最前線で頑張ってくれている事業開発部のマネージャー園田です。)

チャリチャリは現在、福岡、名古屋、東京の3都市でサービスを展開し、2018年2月の福岡でのサービス開始以来の累計ライド数は750万回を超え、今では1日に15,000回以上ご利用いただくようになりました。

そんなチャリチャリが、2022年4月(予定)に新たな都市でサービスを開始することが決まりました! ずばり、その4都市めの展開は「熊本市」です!

熊本は、チャリチャリの生まれたまち、私たちの表現でいう「マザーシティ」である福岡から、九州新幹線に乗ると最速32分で行けます。そして、人口は73万人を誇る九州有数の都市です。

今回は、その熊本市でなぜサービスを開始することになったのか、熊本市でのサービス展開のねらい、チャリチャリの存在意義、今後の展望は何なのか、といった点を私、家本が余すところなくお伝えしたいと思います。

熊本との御縁

まず熊本との御縁からご紹介しましょう。当社のグループ会社が長く熊本のスポーツイベントの運営の裏方として携わらせていただき、私自身も何度も熊本を訪れる機会がありました。熊本最大の市民マラソンである熊本城マラソンもフルマラソンで走った経験もあります。

全国あちこちのマラソンに参加してきましたが、沿道での応援の熱さはもっとも印象深い大会です。沿道で大きな竹ざるに塩を置いてランナーに提供していただいているお店、田んぼを過ぎたあたりで毎年管楽器で応援していただいている地元の方たち、コース終盤になってカロリーが欲しくなるころに提供される黒糖ドーナツ棒。そしてラスト1kmは熊本城に向けて駆け上がる急な坂。残念ながらコロナの影響により2年連続で大会が開催されていませんが、再開されたら必ずまた走りたい大会です。

熊本市のシェアサイクルのニーズ

さて、この熊本にシェアサイクルのニーズがあるのではないかと感じたのはさかのぼること3年ほど前。仕事で訪れる度、市電の電停やバス停から少し離れた目的地に向かう際、「自転車でもう少し細かな移動が出来たら便利だな」と感じた自分の直感からでした。

概ね市街地中心部は平坦で自転車と相性のよい都市でもある一方、自家用車による渋滞も激しい、自転車の交通分担率は高い、時間帯によっては市電に乗りきれないほど乗客が集中することもある、などなど、データや現場をもとにした「シェアサイクルの役割がありそうだ」という視点が積みあがってきました。

シェアサイクルがまちに貢献できること

熊本市でシェアサイクルが普及していく姿では、私たちが期待している効果は主に3つです。まずは市内の回遊性向上、すなわち「チャリチャリによる数キロ圏内の縦横斜めの移動が自転車でより便利になる」ということです。チャリチャリのポートは、さながら第二の電停、バス停ともいえます。加えて、先ほど上で触れた「中心市街地の渋滞対策」と「市電の混雑緩和」といった点にも貢献したいと考えています。

これらの考え方は熊本市が定められている「熊本市自転車活用推進計画」の基本方針にも沿うもので、行政・事業者である私たち・地元企業・地域の皆さまと一緒になって取り組んでいきたいと思います。

どう実現していくか

さて、それではどのようにこれらの思いを実現するか、です。

シェアサイクルの利便性は、ポートと自転車の密度をどれだけ濃くできるかにかかっていると考えています。展開しているエリアの中に多くのポートを展開させていただき、いつでもどこでも借りられ、返せるという環境をつくることです。これは既に福岡で私たちが十分に経験してきたことで、このノウハウを活かします。徒歩数分圏内には必ずチャリチャリのポートがある、という体験を目指します。

まずは、当初展開するエリア内に集中的にポートを展開したうえで、ご利用いただくお客さまのニーズや地域の方々のご意見を伺いながら自転車の追加投入を進めたいと考えています。

エリア拡大についても同じくニーズを見つつ、熊本市と協議をしながら進めていきます。昨年の熊本市による公募の前段階からも、多くの熊本の企業の皆さまからは「実際にはもう少しエリアを拡大したほうが利用ニーズは拡がるだろう」とのご意見も頂いていますので、市民の方々にもよりご利用いただきやすい環境を構築するためにも早々に検討を進めてまいります。

福岡では3割以上のポートをマンションやアパートなどの集合住宅に設置しています。家の下に降りればそこにチャリチャリのポートがある、帰宅時にも直接家まで帰ることが出来る、ちょっとコンビニに買い物に行くにもチャリチャリでいける、といった体験は抜群のものがあると信じています。この展開比率は熊本でも踏襲していくことを目指します。

また、こうした展開については、地元の交通事業者の皆さんや、地域の商店街の方たちも含め、しっかりと意見交換をしながら丁寧に進めていくべきことで、私たちの独りよがりな考えであるべきではありません。福岡や名古屋では地域の放送局にも出資を頂いていますが、メディアの皆さんと連携した自転車利用マナー向上にかかわる啓蒙啓発活動など、自転車の走行環境を広くとらえ、「オール熊本」で取り組んでいきたいと考えています。これを読んでいただいている熊本の方がいらっしゃれば、ぜひお力をお貸しください。

まちの移動のつぎの習慣を一緒につくりませんか?

最後に、neuetではチャリチャリの未来を共に描く人材を絶賛募集中です。まずは気軽にお話しさせてください。Twitter(@iemoto)のDMからのご連絡でも構いません。ご連絡お待ちしています!

▼ neuetの募集職種詳細https://www.wantedly.com/companies/company_9706302/projects






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?