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Resonance+を希望的観測で語る

どうもこんにちは。
Resonance+」とてもいい曲ですよね。
良い曲すぎて、聴いていると、ましてやライブで歌唱なんてされてしまうと
瞬く間に感情になってしまうので、
冷静な時に怪文書を書いておこうと思います。

※※※
この記事は、私の希望的かつ強引な妄想を書き連ねるものです。
信じたきゃ一緒に信じような!みたいなもので、信じたい人が増えると
もしかしたらほんとになるかも?しれないです?
また、一部シャニアニ2ndシーズンのネタバレを含みます。
(公開済みの予告動画で予想がつく範囲ではありますが…)
※※※

1.シャイニーカラーズを時代でざっくり分割する


私の解釈ですが、シャイニーカラーズのコンテンツとしての展開は
現時点では3つの章があるように思います。

『ブランド発表〜1年目』(ストレイライト登場以前)
・『ストレイライト追加〜シーズ加入前まで
・『シーズ加入〜現在まで
(5thのルカ加入タイミングに分割点があるような気もしますが…)

一つ目の『ブランド発表〜1年目』については、
シャニアニの1〜2章間の接続、
イベントコミュ「PiCNiC BASKET!」のストレイライト初登場シーン、
または「PiCNiC BASKET!」そのものが"特異点"となっている事実、
enza版2年目最初のイベントコミュが「Catch the shiny tail」であることなど、
随所で示唆されているところかと思います。
直近の公演「LIVE FUN!! -Beyond the Blue sky-」でも、
ストレイライト加入はあの時点で言う「未来」の出来事と扱われていました。

二つ目の『ストレイライト追加〜シーズ加入前まで』については、
実装から間もなかったノクチルは除きますが、各ユニットの一つの節目となるようなコミュが多く実装され、
いわゆる「283プロ全体の物語」を本格的に始めるための情報も
明かされ始めた頃かと思います。
「明るい部屋」で事務員であるはづきさんに焦点を当てたのも
それまでの総括および、次章への接続的な意味合いがあったのかと。

三つ目の『シーズ加入〜現在まで』については、
以下投稿で概ね説明がつくように思います。
現在(2024/08)まで、ほぼ地続きのような気がしてきませんか?

やや長くなりましたが、以上の理由から
現段階でシャイニーカラーズは「3(もしくは4)章に分かれている
ように感じられます。

2.シャニアニがやりたいことは何なのか


"実際にありそう"で溢れているシャイニーカラーズ世界を
現実の世界に落とし込むこと、だと思います。

1stシーズンはアニメ的な表現をあえて用いず、
(表現技法的・コスト的な都合もあったでしょうが)
ただひたすらに写実的と言うべきか、あるがままを映すかのような場面が多かったように思います。
いわゆる"実在性の追求"です。
例えばライブ中の立ち位置の移動に尺を使うなんて、かなり挑戦的です。
1stライブは私は視聴していませんが、なぞるような構成になっているそうですね。
また、2024年4月に開催された「第43回せいせき桜まつり」にて、
シャイニーカラーズコラボ、ひいてはご当地ヒーローとの突発コラボまで実現してしまいました…。

その直後にシャニアニ第4話(放クラ回)がTV放送されることになります。
シャイニーカラーズは5thの天気の件然り、時折出来過ぎなくらい現実が味方してくれます。
(こういうのも狙ってたり、本当に奇跡的なものだったり様々)

"実在性の追求"に関してはenza版一年目のコミュにも言えることで、
自己紹介的な内容を主軸としつつ、その当時のゲームキャラクターとしての常識に対して奇妙なまでに生々しく感じられる表現も見受けられました。

・カラオケで話し合ってユニットの方向性を決めるアンティーカ
・双子という完成しているコミュニティに入っていく千雪の"遠慮"
・灯織の迷言「今の櫻木さんは〜」発言後の一瞬張りつめる空気、(反論や注意などはせず)すぐに流しにかかるめぐる。

大筋だけでもすぐに見つけられるほど、
しばしば言われてきた"実在性の追求"に初期から取り組んでいます。

振り返るとシャニアニ1stシーズンは、
enza版1年目のユーザーの"空気感"も含めて再現をしたかったんじゃないかと思うんですね。
良い悪いはさておき、何だか変わった表現をするアニメだなぁと思う方は多かったんじゃないでしょうか。
ついでに言うと、そう思った我々ユーザーを舞台装置にしようとしたのかもしれません。いつぞやのようにね…。

続いて2ndシーズン。
ネタバレになってしまうため一言に留めますが、ストレイライトの鮮烈な登場が描かれます。
これも2019年当時、各々のW.I.N.G.シナリオ、イベントコミュ、リアルライブなど、次々に鮮烈な印象を残しデビューを成功させた"空気感"を再現したいが故なのかと感じます。
アニメだと次章で描かれることになりそうですが、ノクチルの登場も非常に鮮烈でした。
追加2ユニット共にシャイニーカラーズ、ひいてはアイドルマスター全体でも"アイドル"に対する考え方など特異性が強く、新しい風、新しい切り口で物語が展開されていくあの頃の"空気感"を再現したいのかもしれません。

ここで当時のenza版やコンテンツ展開はどうだったのかを振り返ると、
追加2ユニットが新しい風を吹かし、既存4ユニットは関係性に明確な変化が生まれるようなコミュが多く実装されました。
夏冬に実装された越境コミュも以前以上にユニット間の絡みが増え、283プロダクション全体の雰囲気がより掴みやすくなった印象でした。
SNSで話題になることも、2年目以降増えたように感じますね。
全体曲は2年目が「Ambitious Eve」、3年目が「シャイノグラフィ」です。
周年全体曲の中でも、この2曲は位置付けが近いように思います。
単に1年違いの実装というだけでなく、
「Ambitious Eve」はストレイライトの楽曲に、「シャイノグラフィ」はノクチルの楽曲に、それぞれ楽器構成や雰囲気が似るように制作されています。
(これは5.5thライブのセットリストで半ば答え合わせがされたようなものだと思います)

直近の公演「LIVE FUN!! -Beyond the Blue sky-」のセットリストにも触れます。
各ユニットの1枚目の曲や、比較的曲数が少ないシーズ・コメティックなど例外はありますが、基本的には2019〜2022年にリリースされた楽曲が披露されています。
これもまた、当時の"空気感"を再現する仕掛けの一つと見て間違いないでしょう。

まとめると、
シャイニーカラーズ世界、および当時の現実世界で起きたことを
アニメと現実を駆使して再現し、新規層も当時からのファンも楽しませ(その楽しんでいる様子すらいつものごとく舞台装置にし)、
一層シャイニーカラーズブランドを盛り上げるためのパーツの一つ、
それがシャニアニなのかもしれません。

そして、ここから未来(妄想)の話をします。

3.Resonance+を再確認する


ここまでこの記事を読んでくれた酔狂なあなたなら、
もう何が言いたいか予想はついているかもしれません。

要は、「シャニアニ3rdシーズン、やんなよ」ってことなんです。
そこでスポットを浴びることになるであろう楽曲が、
この「Resonance+」だと思うから、なんです。

Resonance+」について、再確認していきます。

2021年4月14日発売
シングルCD「L@YERED WING 01」に収録
作詞・作曲・編曲:園田健太郎 氏

ボーカルの重なり(レイヤー)とドラマティックなコード進行が印象的で、
詩は過去にも未来にも触れるような内容に思えます。
部分部分で見ていきましょう

まずタイトルから。

共鳴(きょうめい、: resonance)とは、振動体が、その固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する現象。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%B3%B4

もうこれだけで、この年に実装されたシーズの2人や、283プロの色々なアイドル・ユニットが影響し合う様が想像できますね。
付け足された「+」はこの当時に加わったシーズや、その後加わることになるアイドルたちを示唆しているようにも思えます。


ざっくりしたコードまわり解説

一発目のコードからふわふわです。
曲全体で分数コードやテンションコードを組み合わせてルートとのズレ感を出すこと、加えてイントロでベースとギター主旋律の距離を開き気味にする(ヴォイシングを展開寄りに設定し、中音域に空間を作る)ことで、輪郭がぼやけるような広い空間、例えば宇宙のようなものを想起させる作りになっています。
周年衣装のユナイトバースプラネタリといい、より広く深い空(宙)に目を向ける、そしてそこへ向かって羽ばたくことが、この時期のテーマとしてあったのかもしれません。
その後も浮遊感を演出しながらセクション終了前でV度(ここではG♭)を挟み、
解決に向かいます。
なお、イントロからBメロ終わりまで調は変わっていません。(B/A♭m)
Bメロ→サビ間でのみ、Bに対して平行調であるA♭mを経由してA♭(同主調)に転調します。
この手法自体は王道と言えるほど一般的ですが、
特にイントロや間奏、およびBメロで分数コード、テンションを多用し
調性感をぼやけさせています。
そしてその分サビがストレートに入るような緩急をきかせています。
さらにそこに後述のような、力強いメッセージを持つ詩が乗ることで、
まさしくドラマティックと言えるような楽曲に仕上がっているのだと思います。
音まわりの細かな技の応酬を、詩を含めて上手くまとめているバランス感覚が素晴らしく、緻密に計算された美を感じます。


私たちのこの羽にも 名前があった

リリース時点、283プロには7ユニット25人のアイドルが所属していましたが、
各々が標榜する輝きの形は一つとして同じものはありません。
さらに言えば、現時点ではまだ形が定まっていないようなアイドルすら居ます。
「名前がある」とは、そのような形がバラバラだったり、定まっていなかったりの在り様をそのまま肯定することを指しているのかと思います。


一人一人が探し集めた
輝きを合わせて

2年目CDシリーズ「FR@GMENT WING」のタイトルとともに、これまでを振り返っている一節かと思います。
同様の手法が2番Aメロにも使われています。

フラグメント(fragment)、フラグメンツ(fragments)は、断片、破片、(文学作品や音楽作品の)断章の意味。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88


今日までの軌跡、点と線が
描いた この景色は
何一つ当たり前じゃなくて
だからこそすべてが愛しくて

"当たり前ではない"というどこか自己評価の低さを感じさせるワードチョイスに特定のアイドルが思い起こされる方もいるのではないでしょうか。
イベントコミュ「線たちの12月」が生まれる遠因になった可能性もあると思います。
シャイニーカラーズとは関係ないですが、
「アイ MUST GO!」の「君と笑った~なにもかも」に似たニュアンスがあると感じています。
良いことも悪いこともすべて糧にして進んできた、だからこそその過去も含めてすべて愛せるという、力強さと包容力に富んだとても良い詩です。
この強力な文脈がコメティックの3人にも乗っかる日が来ることを考えると
やはりとんでもない力のある詩だと思います。


精一杯夢見た 精一杯手を伸ばした
そしてまたスタートを切った 陽の当たる場所へ
弾け飛んだ光は 弧を描いて空へ
真っ新なストーリー もう一度
繋ぐよ 繋いでみせる

シーズ加入が新章だと感じた理由のひとつがコレです。
にちかは過去に思い描いていた夢を諦めきれずに、
美琴は所属していたユニットを解散し、改めて、
またスタートを切っているんですね。
S.T.E.P.コミュにて語られることが多いですが、シーズの二人以外にも現状に不満や不安を抱えていて、その打開策としてアイドルになっている
(≒新たなスタートを切っている)メンバーがいます。
そんな彼女たちを思い起こす方も多いだろうと思います。
シャイノグラフィの"精一杯の先へ"の続きになっているのかも。
「繋ぐ」という言葉を2回繰り返し、強く自分に言い聞かせる決意のようなニュアンスが出ていいるのもまた良いです。


混ざりあえない色にさえ
きっと意味があるんだ
完璧じゃないグラデーション
それでもいいんだ

当時はノクチル(GR@DATE WINGで初登場)のことだよなぁと思っていましたが、ルカのこととも取れますね。
後述しますが、やはりルカ加入はこの時点で想定されていたことなんだよなと。


星は零れて 流星になり
足元を照らした
それはきっと
あなたがくれた希望だ

コレ!アイドルにとっての"自分を支えてくれる大切な人"だと思うんですけど、それって
ルカにとっての母(八雲なみ)だったり
にちかにとってのはづきだったりしませんか?
八雲なみ 引退し郊外でひっそりと娘とともに生きる
七草はづき 幼少のうちに「表舞台ではなく裏側で支えるほうが合っている」と自認する。
≒零れて流星になり足元を照らす だったりしませんか。
そんな人々がいるからこそアイドルは希望を持ち続けられる、
ということなのでしょうか。


私たちだけじゃ描けない
夢が 今がある

前項の説がこれで確定的になったかのような。
やはりアイドルそれぞれに"自分を支えてくれる大切な人々"がいて、
そこにシャニPは入ってたりまだ入ってなかったりする
ということだと思います。


見つけてくれた始まりの場所
この羽根に虹が生まれた場所

場所で思い起こされるのは「家」というキーワード
私はジムシャニを読んでいるとこの曲が頭の中で流れがちなんですが、
はづき、シャニP、社長、アイドルの仲間たちが作る283プロが、
"この羽根に虹が生まれた場所"なのだと思います。


白く白く 染め上げる
眩しさ超えたスケールで

後にCANVASシリーズで用いられるようなワードがもうここで出ています。
Shiny Storiesの詩に「白紙は空」とありますが、ご存知の通りそこはルカの歌唱パートです。
ルカ加入のタイミングとCANVASシリーズ切り替わりのタイミングの重なりからも、シャイニーカラーズは5thで一度最初に戻って(白紙にして)、
また2年目、3年目とアニメと連動しながら追体験をさせてくれるつもりなのかもしれません。
余談ですが、直近の公演「LIVE FUN!! -Beyond the Blue sky-」では、
タイムスリップして過去と現在のユーザーを接続するなんて荒業をやってのけました。


さあ 七色を超えて さらに鮮やかに

ルカ加入やコメティックの発表の際にうわあと思った一節がここです。
ここで既に"七色を超える"ロードマップが存在していたということになります。
振り返ればシーズ実装の翌年、追加ユニットはありませんでした。
そこで1年置くことも計画の内だったように感じます。


舞い上がれ 虹を超えて

虹(七色)を超えて望んだ空へ舞い上がる
やはり5th前後までの大まかな計画はあったのだと思います。
ストレートかつ強力なメッセージを乗せた詩が終わり、
最後のコードは力強くトニック(ここではA♭)で解決し終了します。


この曲以前も以降も、技巧が凝らされた曲は多いですが、
詩と音のリンクが効いている度合いではもしかしたら一番かもしれません。
その楽曲としての作り込みが、シャイニーカラーズの作り込まれた世界にベストマッチしています。


4.妄想する


さあここからは、私と一緒に妄想してみてください。

・シャイニーカラーズ アニメ 3rdシーズン 発表!
・ライブで、アニメで歌唱される「Resonance+」と新曲
・映像化される2021~2023頃の"ド名作コミュ"の数々
・あの"伝説のアイドル"の楽曲が公開!

どうですか?
こんなのが現実になったとしたら、とんでもないでしょ?
そうなったらいいなって、希望たくさん持っていきましょうよ。

上にも書きましたが、直近のライブはタイムスリップという荒業を使い、
新規層と既存ユーザーをどちらも唸らせることができたと思います。
ある意味では、あれは縮図だったのかもしれません。
この記事はあくまで"予想"ではなく"妄想"ですが、
あのライブでは「Ambitious Eve」と「シャイノグラフィ」が披露されました。
シャニアニを含めて2ndシーズン(≒2〜3年目)を盛り上げていきたいこのタイミングで。
じゃあ次かこの次のライブで、何らかの発表をして、「Resonance+」が披露されることもあり得るのでは?
シャニソンに目を向けると、5月に「Ambitious Eve」、
6月に「いつか Shiny Days」が実装されており、おそらく次に実装される全体曲は「シャイノグラフィ/Dye the sky.」になるでしょうね。
じゃあその次は?やはり「Resonance+」になるんでしょうね。
まあ、あくまで"妄想"ですがね…。

ECHOESも良い感じだし、ライブの予定もいっぱいあるし
まだまだシャイニーカラーズ、元気いっぱいでいけそうですね!

8/23~はシャニアニ2ndの2章だから忘れず見にいきましょうね!


2024/08/25追記

いや~シャニアニ2nd2章!とても、良かったです。
それはそれとして、

既に指摘されている方が複数いらっしゃいますが、席が2つ、空いてるんですよね。
いや~~~~正直、思ってたより早く尻尾を出してきたなと。
ぶっちゃけこの記事にたどり着くような頭シャニマスの方なら、
「元々アニメプロジェクトが3rdシーズンまで予定されている」
「半端に一部のユニットだけが登場するアニメをやるわけがない」
とお思いでしょうが、
いや~~~今のタイミングでこういう感じで匂わせてくるってのは、
Chapter283での発表、充分に期待できるのでは…?
こういう前夜みたいな時間、楽しんでいきたいですね。

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