「逃がした魚は大きい」
一瞬のためらいが、一日の終わりまで引きずるモヤモヤを生み出してしまうことってよくある。
今日は夜までバイトだった。バイト先には最近だんだんお互い心をひらき始めて、話すのが楽しくなってきた人がいるんだが、その人に色々助けてもらう場面があった。そのお礼を言うタイミングを、私はまんまと逃してしまった。「今言えそうだな」と思った時を捕まえないと、次の瞬間には相手は動き始めているし、それを見てすぐにあきらめムードになってしまう。結局その後、何度か一緒に作業をする時間があったり、近くにいたりしたのだけど、すでに終わったことを持ちだす勇気がわかずに言えずじまいで終わってしまった。(勇気など必要ないかもしれないが、勇気を言い訳に使っている。こしゃくな奴であります。)
今日言わなければ、一生言わないことになってしまう些細な感謝の気持ちを、伝え損ねた。小さいことだけれど、取り返しのつかないことに対する後悔は、ずっしりと重たい。
あの時伝えていればなあ…。私は大きい魚を逃し続けているのかもしれない。次のバイトでは逃さないよう目を光らせる。
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