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高宮プロが勝負どころで豪快な一撃2発 今季個人初トップ【Мリーグ】

 勝負どころで豪快な一撃を2発決めました。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロが2023年12月4日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第89戦で今季個人初トップを獲得しました。

 高宮プロは親番で「淑女なベルセルク」の名にふさわしい持ち前の攻撃力を発揮しました。

 赤坂ドリブンズ・園田賢プロ、BEAST Japanext・中田花奈プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロの並び順。

 東4局を迎え、持ち点は南家・園田39100、西家・中田32900、東家・高宮23300、北家・松ヶ瀬4700です。

 3着目で親の高宮プロは6巡目に2索を暗刻にしました。「567」の三色のイーシャンテンです。

 しかし、なかなか聴牌できません。

 高宮プロは11巡目に六萬をツモって安全牌の東を外し、めいっぱいに構えました。

 13巡目に六萬を暗刻にしました。三色は崩れたものの、5筒・8筒待ちでリーチです。

 2着目の中田プロが8筒をすでにポンしていました。山には8筒はなく、5筒だけ3枚残っていました。

 鳴き仕掛けをしていた中田プロも13巡目に二萬をツモって聴牌。三萬・六萬待ちで追いつきました。

 三萬・六萬は山に2枚残っていました。

 2人のめくり合いは高宮プロに軍配が上がりました。

 高宮プロは16巡目に赤5筒をツモ。リーチ・タンヤオ・ツモ・赤ドラ1の4000オールです。

 東4局1本場を迎え、持ち点は東家・高宮35300、南家・園田35100、西家・中田28900、北家・松ヶ瀬700。

 高宮プロは一気にトップ目に浮上しました。

 8筒がポンされているのにもかかわらず、5筒・8筒待ちリーチに踏みこみ、高めの赤5筒をツモるベルセルクらしい力強く華やかなあがりです。

 ところが、喜びもつかの間、高宮プロは連荘した一本場で痛恨の少牌のミス。せっかくの勢いにブレーキがかかるあがり放棄となりました。

 その後、園田プロと中田プロに逆転され、3着目で南4局を迎えました。

 持ち点は南家・園田41400、西家・中田34900、東家・高宮29300、北家・松ヶ瀬-5600です。

 逃げきりを図るトップ目の園田プロが得意の鳴き仕掛けでいち早く聴牌。11巡目に4索をツモり、三萬・六萬待ちです。

 ラス目の松ヶ瀬プロにも大物手が入っていました。13巡目に七萬をツモって四萬を外し、カンチャンの八萬待ちでリーチしました。

 松ヶ瀬プロはリーチ・チンイツ・一気通貫・イーペーコーの倍満確定の手で、ツモれば三倍満です。

 3着目の高宮プロが14巡目にこの四萬をチー。7筒・5索・8索待ちで聴牌しました。

 勝負どころで三つどもえのめくり合いとなりました。

 園田プロは15巡目に高宮プロに危険な3筒をツモりました。長考後に7索を外し、聴牌を崩しました。

 その直後、松ヶ瀬プロが15巡目に8索をつかみ放銃。高宮プロはタンヤオ・ドラ2・赤ドラ1の12000点(+1000)です。

 高宮プロはこのあがりで持ち点は42300点となり、園田プロを900点差で逆転し、再びトップ目に立ちました。

 続く南4局1本場は松ヶ瀬プロが園田プロから南・北・赤ドラ1の3900点(+300)をあがりました。高宮プロは今季初トップです。

 第89戦の結果は高宮42300、園田37200、中田34900、松ヶ瀬-14400。

 高宮プロが東場と南場の親で決めた2発の親満の一撃が見事でした。

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