見出し画像

仲田プロが黙聴で豪快なラリアット炸裂【AKRacing杯】

 得意の黙聴で豪快な「ラリアット」が炸裂です。

 日本プロ麻雀連盟・仲田加南プロが2023年8月24日(木)の2023AKRacing杯
の予選A卓でトップを獲得。決勝に進出しました。

 AKRacing杯は2戦勝負で順位点はなく、合計得点を競い、トップ者のみ勝ち上がれます。

 仲田プロは2回戦の南3局1本場で跳満の一撃を決め、2着目からトップ目に浮上。リードを守って勝利しました。

 予選A卓はKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロ、TEAM雷電・黒沢咲プロ、日本プロ麻雀連盟・仲田加南プロが対戦。

 2回戦は仲田プロ、黒沢プロ、高宮プロ、伊達プロの並び順。

 勝負どころとなったのは南3局1本場(供託1)です。

 1・2回戦を合わせた持ち点は南家・伊達41400、西家・仲田39800、東家・高宮20800、北家・黒沢17000。

 トップ目の伊達プロと1600点差で2着目の仲田プロは大きなあがりを決めて逆転し、トップ目でオーラスを迎えたいところです。

 仲田プロは6巡目に七萬をツモり、ドラと赤ドラを1枚ずつ持つイーシャンテンです。

 3着目で親の高宮プロも7巡目に8索を引き入れ、好形のイーシャンテンになりました。

 仲田プロは9巡目に赤5筒をツモりました。

 仲田プロは「123」の三色の芽を残し、3筒を切らずにトイツの2索を1枚外しました。

 この手役に狙いを定めた重厚な打ち筋が仲田プロの特長です。

 10巡目に狙い通りの2筒を引き入れ、トイツの北を1枚外しました。

 いち早く聴牌したのはラス目の黒沢プロです。10巡目に6筒をツモって4筒を切り、ドラの二萬単騎待ちでリーチしました。

 黒沢プロはリーチ・イーペーコー・ドラ2の満貫確定の手。ツモって裏ドラが1枚乗れば跳満です。

 ラス目からのリーチを受け、トップ目の伊達プロはオリに回りました。

 仲田プロは13巡目に絶好のペンチャンの3索をずばっと引き入れました。

 1・4筒待ちで聴牌しました。ピンフ・ドラ1・赤ドラ2の満貫確定の手で、高めの1筒であがれば三色がつき跳満です。4筒が黒沢プロの現物なので黙聴に構えました。

 仲田プロは黒沢プロのリーチ後、安全牌を続けて切っています。この黙聴は他家から読みにくいです。

 イーシャンテンから手の変わらなかった高宮プロが14巡目に高めの1筒をツモ切り放銃。

 仲田プロはピンフ・三色・ドラ1・赤ドラ2の12000点(+2300)です。

 南4局を迎え、仲田プロの持ち点は54100点となり、2着目の伊達プロに12700点差をつけてトップ目に立ちました。

 仲田プロはオーラスもタンヤオ・赤ドラ1の500、1000をあがり、勝ち上がりを決めました。

 3人のМリーガー相手に仲田プロの巧みで安定感ある打ち回しと、ここぞという場面でラリアット一閃の勝負強さが光る試合でした。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?