![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134706944/rectangle_large_type_2_fb82f7ac89323e217d87d4039d4671d1.jpeg?width=800)
起死回生のスッタンに役満プリンスあと一牌届かず【Мリーグ】
起死回生の四暗刻単騎待ちの役満に、あと一牌届きませんでした。
2024年3月21日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第205戦です。
TEAM雷電・本田朋広プロは3着目で迎えたオーラス。四暗刻単騎待ちを聴牌しましたが、惜しくもあがれませんでした。
レギュラーシーズンの最終盤を迎え、TEAM雷電はセミファイナル進出で剣が峰に立たされています。
3連闘の本田プロは決めれば、大逆転の狼煙を上げる一撃だっただけに、あがりを逃した直後、思わず唇をかみしめていました。
それでも、聴牌までの牌を残す選択がパーフェクト。さすが「北陸の役満プリンス」です。
第205戦は赤坂ドリブンズ・浅見真紀プロ、TEAM雷電・本田朋広プロ、BEAST Japanext・猿川真寿プロ、セガサミーフェニックス・魚谷侑未プロの並び順。
南4局を迎え、持ち点は東家・魚谷34500、北家・猿川29900、西家・本田20300、南家・浅見15300です。
逆転トップの跳満ツモを目指す3着目の本田プロの配牌。トイツが3組あります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711074756633-XEfH4vCkvs.png?width=800)
本田プロは1巡目に自風の西を暗刻にしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711075207307-gEHNlFW409.png?width=800)
筒子のホンイツや三暗刻、その先の四暗刻も視野に入れています。
本田プロは2巡目に二萬を重ね、2筒を外しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711075493925-E4gMkeJXUG.png?width=800)
筒子のホンイツを見切り、トイツ手に向かいました。
3巡目に一萬も暗刻にしました。今季初の役満の予感が漂ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711075744196-65a26VijBM.png?width=800)
8巡目に初牌の五萬をツモり、重なりを期待して残しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711076642877-ehq5uKgmMl.png?width=800)
この五萬が後に「主役」となります。
場にドラの9筒が2枚切られました。本田プロは9巡目に3索をツモり、9筒と入れ替えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711076794522-mwkwt2send.png?width=800)
本田プロは11巡目に二萬を暗刻にしました。四暗刻のイーシャンテンです。五萬、5筒、3索のどの牌を残すかの難しい選択を迫られました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711076998335-E1rrzLln6f.png?width=800)
いずれも場には出ていません。山に五萬は3枚、5筒は1枚残っていました。一方、3索はもうありません。
本田プロは3索を切りました。正解を導きだした役満プリンスの読みと直感は冴えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1711077335567-CtzDNVnMTZ.png?width=800)
本田プロは15巡目に6筒を暗刻にしました。四暗刻単騎待ちの聴牌です。
ここでも山に3枚残っている五萬単騎待ちを選びました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711077580529-UMoo0R2clP.png?width=800)
「今季初の役満は役満プリンスによるスッタンか」と、わくわくしながら観戦していました。
その直後、場が大きく動きます。
2着目の猿川プロが15巡目にカンチャンの五萬を引き入れて聴牌。5索・8索待ちでリーチしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711077864527-kV1OGUoHbR.png?width=800)
猿川プロはツモれば、リーチ・北・ツモの1000、2000で逆転トップ。しかし、五萬をつかめば役満放銃です。
決着はあっという間でした。
トップ目で親の魚谷プロがチーして一発を消したものの、猿川プロは16巡目に8索をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・北・ツモ・裏ドラ1の2000、4000です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711078220770-YS2H0FwIag.png?width=800)
今年に入って南場で逆転勝利の多い猿川プロがまたも、劇的な一撃を決めました。
第205戦の結果は猿川37900、魚谷30500、本田18300、浅見13300。
見応えのあるオーラスでした。役満にあと一歩届かなかったものの、本田プロの的確な五萬残しに魅せられました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?