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A1残留決めた前田プロの四暗刻【鳳凰戦A1】

 「A1残留」を決めた力強い一撃です。

 2023年11月29日(水)に行われた日本プロ麻雀連盟の第40期鳳凰戦A1リーグ最終節B卓。前田直哉プロが2回戦の東3局2本場に四暗刻をツモりました。

 前田プロは2回戦の東3局2本場を迎えた時点の総合ポイントは-75.6。マイナスポイントをさらに増やせばA2リーグ降級の恐れがありました。

 それでも、鳳凰位や最強位のタイトルを獲得したことのあるベテランが意地を見せ、劇的な四暗刻ツモでA1リーガーの座を守りました。

 2回戦は古川孝次プロ、前田直哉プロ、和久津晶プロ、沢崎誠プロの並び順です。

 東3局2本場で持ち点は東家・和久津40500、南家・沢崎32400、北家・前田26600、西家・古川20500。

 3着目の前田プロの配牌です。ドラの4索がトイツのチャンス手が入りました。

 前田プロは1巡目に6筒を重ね、2巡目に4筒を暗刻にしました。

 3巡目に一萬をツモり、5巡目には八萬を重ねました。

 6巡目に2索も重ね、チートイツのイーシャンテンです。

 前田プロは8巡目に八萬を暗刻にしました。ツモり四暗刻のイーシャンテンに変わりました。

 前田プロのツモがものすごく縦に効いています。

 さらに、前田プロは9巡目に続けて6筒も暗刻にしました。2索・4索のシャンポン待ちでリーチ。ツモれば四暗刻です。

 山には2索だけ2枚残っていました。

 ところが、得意の鳴き仕掛けをしていたラス目の古川プロが11巡目に7筒を暗刻にして追いつきました。5筒・6筒待ちです。

 山には5筒だけ1枚残っていました。

 2人のめくり合いは前田プロに軍配が上がりました。

 前田プロは13巡目に2索をツモ。四暗刻の8000、16000(+600)です。

 前田プロの持ち点は59200点となり、トップ目に浮上。総合ポイントも-23.0で残留を確定する一撃です。

 ベテラン強豪A1リーガーの面目躍如の一局でした。

 

 

 

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