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菅原プロが逆転トップ 猿川プロのハコ下ラスの悪夢払しょく【Mリーグ】

 チームメイトのハコ下ラスの悪夢を払しょくする逆転勝利です。

 BEAST Japanext・菅原千瑛プロが2023年11月23日(祝)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第78戦でトップを獲得しました。

 この日の第77戦では、チームメイトのBEAST Japanext・猿川真寿プロが-27400点のラスを喫しました。

 猿川プロは南1局に大三元を聴牌したもののあがれず、逆にホウテイで跳満を放銃するなど悪夢の一戦となりました。

 菅原プロはその直後にすぐリベンジを果たし、チームを鼓舞する価値の高い1勝です。

 第78戦はBEAST Japanext・菅原千瑛プロ、赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗プロ、EX風林火山・二階堂亜樹プロの並び順。

 南1局を迎え、持ち点は北家・亜樹35500、西家・伊達26600、東家・菅原21000、南家・太17400です。

 3着目で親の菅原プロの配牌。ドラ2枚、赤ドラ1枚のチャンス手が入りました。

 菅原プロは2巡目に6索、5巡目に8筒を引き入れました。

 7巡目に3枚目の6索をツモりました。

 8巡目に6筒ツモって9筒を切り、タンヤオ・ドラ2・赤ドラ1の親満を目指しました。

 9巡目にドラの2筒をポン。イーシャンテンです。

 菅原プロは11巡目に絶好のカンチャンの5筒を引き入れました。四萬・3索・6索待ちでいち早く聴牌です。

 イーシャンテンだった伊達プロが11巡目に四萬を切って放銃。菅原プロはタンヤオ・ドラ3・赤ドラ1の12000点です。

 親満の一撃で菅原プロの持ち点は33000点となり、トップ目の亜樹プロと2000点差の2着目に浮上しました。

 南1局1本場は亜樹プロとリーチした太プロの2人聴牌で流局。

 続く南2局2本場(供託1)を迎え、持ち点は西家・亜樹36500、北家・菅原31500、東家・太17900、南家・伊達13100です。

 この一局が勝負どころとなりました。

 トップ目の亜樹プロが10巡目に六萬を暗刻にして、4索・7索待ちでリーチしました。

 亜樹プロはリーチ・タンヤオ・赤ドラ2の満貫確定の手。あがれば勝利にぐっと近づきます。

 2着目の菅原プロも11巡目に6索をツモって聴牌。ペンチャンの七萬待ちで追っかけリーチしました。

 菅原プロは役もドラもない手です。それでも、亜樹プロのあがりを阻止しようと、勝負を懸けて果敢にペンチャン待ちでリーチに踏みこみました。

 「ビースト」のチーム名にふさわしい強気な攻めの選択です。

 これがずばり的中しました。

 亜樹プロが14巡目に七萬をつかみ放銃。菅原プロは裏ドラが1枚乗り、リーチ・裏ドラ1の2600点(+2600)です。

 菅原プロの持ち点は36700点となり、亜樹プロに4400点差をつけ、逆転でトップ目に立ちました。その後もリードを守り勝利です。

 第78戦の結果は菅原38100、亜樹29500、太19500、伊達12900。

 BEAST Japanextは総合ポイントで9チーム中8位に沈み、この日の第77戦を終えて-581.8ポイントという厳しい戦いが続いていました。

 その苦境に菅原プロが貴重なトップを持ち帰りました。チームと激痛のラスを喫した猿川プロに勇気を与える勝利だったと思います。

 猿川プロの次戦のリベンジに期待したいです。



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