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柴田プロが4年連続モンド杯決勝進出
日本プロ麻雀連盟の柴田吉和プロが第22回モンド杯で決勝進出しました。柴田プロはモンド杯との相性がすこぶる良く、決勝進出は4年連続で昨年までに2回優勝しています。
第22回モンド杯の準決勝第2戦でも勝負どころの南場の親で連荘し、逆転で決勝行きの切符を獲得しました。
第22回モンド杯では、予選1位・2位の佐々木寿人プロと石橋伸洋プロがすでに決勝進出していて、残りは2枠です。
準決勝第2戦を迎え、総合ポイント3位の白鳥翔プロが116.9ポイントで1枠ほぼ確定です。
もう1枠をめぐり、4位の村上淳プロは71.3ポイントで、対戦する6位の柴田吉和プロ(11.7ポイント)、7位の小林剛プロ(-3.0ポイント)に総合ポイントで逆転されず、試合を終えている5位の鈴木達也プロ(21.3ポイント)を上回れば決勝に行けます。
一方、柴田プロと小林プロは自身がトップを取り、村上プロを3位以下にすることが必要です。
準決勝第2戦は柴田吉和プロ、小林剛プロ、白鳥翔プロ、村上淳プロの並び順。南1局を迎え、持ち点は西家・白鳥35000、南家・小林29300、東家・柴田18700、北家・村上17000です。
村上プロはラス目です。白鳥プロがトップ目なのでまだ総合4位なものの、決勝進出に黄信号がともりました。柴田プロ、小林プロに逆転のチャンスです。
親の柴田プロの配牌です。「678」の三色が狙えるチャンス手です。
![柴田1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78738203/picture_pc_db97429708b757b2bee2bf88f6db9ebc.png?width=1200)
いち早く聴牌したのは小林プロでした。8萬・9萬の並びシャンポン待ちでリーチします。
![柴田2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78738350/picture_pc_0cd9339d42c3969c44f7499665ee7a71.png?width=1200)
柴田プロもツモが効き、7巡目にイーシャンテンです。
![柴田3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78738586/picture_pc_366fba4ebf7d42c341abfaaddb2464aa.png?width=1200)
さらに、8巡目に絶好の7筒を引き入れ、2萬・5萬・8萬待ちの高め三色の手でリーチします。
![柴田4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78738743/picture_pc_43d75666ad4c7e6c6fc72d82bc2d50f5.png?width=1200)
柴田プロは11巡目に安目ですが2萬をツモ。リーチ・ピンフ・ツモ・ドラ1の2600オール(+1000)のあがりです。
![柴田5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78739123/picture_pc_1dd87f367f72c4ff20b0d24a09b3acb2.png?width=1200)
持ち点は西家・白鳥32400、東家・柴田27500、南家・小林25700、北家・村上14400です。柴田プロは白鳥プロをまくってトップ目に立てば、総合ポイントで村上プロを逆転できます。
南1局1本場の柴田プロの配牌です。またもチャンス手が入りました。
![柴田6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78739545/picture_pc_355b9864b920a19dfa0b45c30d8fca9b.png?width=1200)
いち早く8巡目に聴牌したのは白鳥プロです。役なしのカンチャンの5索待ちで慎重に黙聴に構えます。
![柴田7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78739775/picture_pc_59dd6cf02308b7ec4557ccb77d901c5f.png?width=1200)
柴田プロは9巡目に發を暗刻にして好形のイーシャンテンです。
![柴田8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78739870/picture_pc_a01848761b97cc767ae8ef5a41c2ee2b.png?width=1200)
一方、ダブ南を鳴いていた小林プロが9巡目、柴田プロが切った9索をポンして、6萬・9萬待ちで聴牌。山には4枚あがり牌が残っていました。
![柴田9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78742165/picture_pc_a6b12e3a24afd478b42275663bd81c10.png?width=1200)
白鳥プロは9巡目に5筒をツモり、出あがりできるイーペーコーの手となり、カンチャンの5索待ちで黙聴を続行します。
![柴田10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78742340/picture_pc_d585011309caf1b7fd17fef27644b6d1.png?width=1200)
5索は柴田プロと村上プロがそれぞれ2枚持っていて、山にはありませんでした。
村上プロはツモが効かず、3人の攻めを受けて厳しい展開です。
柴田プロは12巡目、村上プロが切った3萬をチーせず、見送ります。チーして4萬を切れば5索・8索待ちの聴牌でした。
![柴田11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78742551/picture_pc_00576315fc6ec7129276522edd43d385.png?width=1200)
發・ドラ1の2900点の手に取らず、高打点を狙う柴田プロらしい重厚な打ち筋です。それがずばり的中しました。
柴田プロがチーせず、ツモったのが4索です。3索・6索待ちで聴牌し、迷わずリーチします。
![柴田12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78742873/picture_pc_34cf4999f5803ec7a669080a8dc77ddb.png?width=1200)
その直後、小林プロが一発でつかんだのは6索。6萬・9萬待ちが良いと読んでいて6索をツモ切り、柴田プロに放銃しました。
柴田プロはリーチ・發・一発・ドラ1の12000点(+300)のあがりです。持ち点は東家・柴田39800、西家・白鳥32400、北家・村上14400、南家・小林13400となり、柴田プロはトップ目に立ち、総合ポイントでも村上プロを逆転し、そのまま逃げきりました。
第22回モンド杯の決勝は佐々木寿人プロ、石橋伸洋プロ、白鳥翔プロ、柴田吉和プロの対戦となりました。いずれも優勝経験者による2試合の短期決戦に注目です。
打ち盛りの男性プロたちが真剣対局!「モンド麻雀プロリーグ21/22 第22回モンド杯」いよいよ決勝第1戦をOA📺
— MONDO TV(モンド)麻雀【公式】 (@mondotv_m) May 16, 2022
🀄️#石橋伸洋 × #佐々木寿人 × #柴田吉和 × #白鳥翔
⏰5/17(火)23:00~ほか
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