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滝沢プロ復活のインパチ【Мリーグ】

 復活を告げるインパチでした。
 
 Mリーグ2022-23セミファイナルの2023年4月25日(火)の第2回戦です。

 セミファイナルに入って2試合連続でラスに沈み、絶不調だったKONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロがトップを獲得しました。

 決め手となったのは南1局2本場(供託3)の6000オール。自身とチームを鼓舞する一撃でした。

 この日の第1回戦でKONAMI麻雀格闘倶楽部は高宮まりプロがラスを喫しました。セミファイナルの総合ポイントは100ポイントを割って91.1。3位からファイナル進出のボーダーラインの4位に落ち、5位のU-NEXT Piratesと86.6ポイント差まで迫られました。

 捲土重来を期して第2回戦に臨んだ滝沢プロ。是が非でもトップを取りたいところです。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、渋谷ABEMAS・日向藍子プロ、EX風林火山・勝又健志プロの並び順。

 勝負どころとなったのは南1局2本場(供託3)です。持ち点は東家・滝沢30300、南家・瀬戸熊28700、北家・勝又21100、西家・日向16900。全員トップを狙えます。

 トップ目で親の滝沢プロの配牌。ドラがトイツのチャンス手です。

 2巡目に五萬、3巡目に7筒を続けて引き入れ、リャンシャンテンになりました。

 滝沢プロと微差でトップ争いしている瀬戸熊プロも絶好の手が入っていました。配牌から發と中をトイツで持ち、2巡目には白をツモりました。4巡目に發をポンしてイーシャンテンです。

 白はすでに場に1枚切られ、中は初牌でした。

 3着目の勝又プロが4巡目に白をツモ切ったので、白は山に残り1枚だけになりました。

 滝沢プロは5巡目にダブドラの赤5索をツモりました。

 滝沢プロはドラ3・赤ドラ1の親満以上確定の手になり、小三元を狙う瀬戸熊プロと真っ向勝負です。

 瀬戸熊プロは6巡目に中をポン。白単騎待ちの小三元を聴牌しました。

 瀬戸熊プロはあがれば小三元・發・中・ドラ1の満貫です。

 瀬戸熊プロは8巡目に八萬をツモりました。目に見える形で白が1枚しか残っていません。白を外して五萬・八萬待ちに変えました。

 滝沢プロは7巡目に7索を引き入れ、9巡目に9筒をツモってイーシャンテンにこぎ着けました。

 さらに、滝沢プロは10巡目に三萬をツモって聴牌。7索を切って三萬・六萬待ちで力強くリーチです。

 滝沢プロと瀬戸熊プロのめくり合いとなりました。

 滝沢プロは12巡目に三萬をツモ。リーチ・ツモ・ドラ3・赤ドラ1の6000オール(+3600)です。

 滝沢プロの持ち点は51900点となり、大きく抜け出しました。このリードを守り、セミファイナルで個人初勝利です。

 最終結果は滝沢59600、瀬戸熊25500、勝又11100、日向3800。

 この日の2試合を終えた総合ポイントです。

 ①TEAM雷電213.4②EX風林火山202.3③KONAMI麻雀格闘倶楽部170.7④渋谷ABEMAS90.0⑤U-NEXT Pirates4.5⑥KADOKAWAサクラナイツ-136.4

 KONAMI麻雀格闘倶楽部はセミファイナル残り6試合で3位。この日の滝沢プロのトップは、ずるずるとポイントを失っていたチームの悪い流れを断つ価値ある勝利です。


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