![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113161291/rectangle_large_type_2_45868a215cacbfe5e0d9eaaccacb823b.jpeg?width=1200)
名人戦解説に復帰 バビィの懐かしい連続一発ツモ【モンド杯】
うれしい知らせが届きました。
「バビィ」の愛称で親しまれ、がん闘病中の馬場裕一プロがモンド麻雀プロリーグの名人戦の解説に復帰することが発表されました。
モンド麻雀プロリーグ第17回名人戦で日本プロ麻雀連盟・黒木真生プロとともにナビゲーター解説を務めます。
3大会ぶりにベテラン雀士のエピソードに詳しい「馬場節」を聞けるのが楽しみです。
馬場プロの復帰を祝い、約20年前に行われた第4回モンド21杯の一次予選2回戦の連続一発ツモを取り上げます。
馬場プロは「メンチンのバビィ」の異名で知られています。
得意の一色手だけでなく、高打点狙いの手作りや強気な攻めの打ち筋も魅力です。
一次予選2回戦は長村大プロ、馬場裕一プロ、滝沢和典プロ、二階堂瑠美プロの並び順。
馬場プロが当時の若手プロ3人と熱戦を繰り広げました。
東1局は親の長村プロが500オールをあがり、続く東1局1本場。
長村プロは5巡目にいち早く聴牌。4筒・7筒待ちでリーチしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691826412364-l3c4j0fJoM.png?width=1200)
長村プロは役もドラもありません。親のリーチで抑え込みを図りました。
先行リーチを受け、簡単に守りに入るバビィではありません。
馬場プロは10巡目に2索・東のシャンポン待ちで追っかけリーチです。
![](https://assets.st-note.com/img/1691826873958-VJiMjAZ8LI.png?width=1200)
こちらも東であがらなければ役はなく、ドラもありませんが、強気に「リーチ合戦」に持ち込みました。
馬場プロは11巡目に一発で高めの東をツモ。リーチ・東・一発・ツモの2000、4000(+1300)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691827076824-w4cRN7Fa1N.png?width=1200)
このあがりで馬場プロは勢いに乗りました。
東2局を迎え、持ち点は東家・馬場33800、南家・滝沢22400、西家・瑠美22400、北家・長村21400です。
親の馬場プロの配牌。聴牌に時間がかかりそうな手です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691827446707-RbiKbNGsX1.png?width=1200)
馬場プロは第1打に4枚ある字牌を選ばず、1筒を切りました。「雀鬼流」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691827637438-xxEmku3SJA.png?width=1200)
ここからツモが効きます。2巡目に六萬、4巡目に四萬、5巡目に7筒、6巡目に6索を次々と引き入れました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828003588-k0cgXErAj7.png?width=1200)
7巡目に四萬を重ね、發を切って目いっぱいに構えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828120032-a6jVgqxqzA.png?width=1200)
9巡目に絶好の5索を引き入れ、好形のイーシャンテンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828265555-DvNdGlGSS2.png?width=1200)
馬場プロは11巡目に9筒をツモって聴牌。2索・5索・8索待ちでリーチしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828458858-mfsxGD3dIL.png?width=1200)
その直後、滝沢プロが11巡目にドラの7索を暗刻にして、三萬・六萬待ちで追っかけリーチしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828662741-RQXIw7GGtG.png?width=1200)
馬場プロと滝沢プロのリーチ合戦はあっけなく決着。馬場プロは12巡目に一発で8索をツモりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691828516898-nTK1b5vdQV.png?width=1200)
リーチ・ピンフ・一発・ツモ・ドラ1の4000オール(+1000)です。持ち点は46800点となりました。
一次予選2回戦の最終結果は馬場43800、滝沢30500、長村23300、瑠美2400です。
バビィが連続一発ツモの「貯金」を活かして快勝しました。
馬場プロが解説だけでなく、麻雀最強戦などで打ち手として復帰する姿もぜひ見たいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?