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『近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds』


体験可能施設:現在体験不可
フリーローム型、8名までのマルチプレイ
利用料金:2,800円(VRZONE SHINJUKU営業時)

攻殻機動隊

 期間限定オープンしていたVRZONE SHINJUKUで、2017年12月~2019年3月の間だけ運営されていた、バンダイナムコ開発のマルチプレイフリーロームVR。攻殻機動隊の世界観、20m×11mのフィールドで、最大4vs4の対戦シューティングゲームを楽しめるもの。

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 プレイ時には、HMD、バックパックPC、ハンドセンサー、フットセンサー、腰のセンサー、そして銃とまるで本当の兵士の武装のような大掛かりな装備が必要であった。その分、センサーの認識精度は正確で、現実の動きとVR空間中の動きには全く違和感がなかった。

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(写真はVRZONE SHINJUKU運営時の公式サイトより)

[ルール]
 「テロリストに制圧された施設を襲撃する」αチームと、「テロリストの襲撃から守る」βチームに別れ、共に相手チームをテロリストとみなしての対戦プレイ。プレイ中、早足以上の速度で動くと「物音を立てた」として相手チームのセンサーで壁の向こうでも見えてしまうようになるので、ゆっくりと動くことが必要。
 一定時間経過ごとに1回「光学迷彩」を発動できる。この間は敵からは姿を見ることができないが、物音を立てるとバレてしまう。
 ゲーム中盤以降になると、ランダムに機密情報の入ったアタッシュケースが出現。アタッシュケースに一定時間手をかざし続けると、機密情報のハッキングに成功し高得点を得ることができる。

[一言]
 これまで私が体験した中で最高級の体験を得られたロケーションベースVR。まだこれを超えるものには遭遇していない。
 しかし、様々な制約から8人フルでの対戦が難しく、1回につき4~6名が一般的で、しかも準備などを含めて1時間に2回が精一杯という回転率の悪さが影響し、1回2,800円という価格でも採算が取れなかったようで、VRZONE SHINJUKUの閉館後に他の施設に移設されることもなく、残念ながらそのまま営業終了となってしまった。
(この経験から、次にバンダイナムコが開発した『ドラクエVR』では、複数パーティを順番に送り出すことで回転率を向上させるようになった。しかしそれでも価格を1回3,200円にしなければ運営できない状況である)。

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(プレイ後に確認できるスコアデータ)


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