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賢くて強い女性は海外へ…!実は深刻?頭脳流出…?

 就職氷河期に辛酸をなめて20年ほど経過。海外に住んでいる友人と話をした。

 友人が一時的に日本に帰ってきて思うことは、日本での深刻なルッキズムと若い女性しか価値がないかのような傾向だという。駅の中や電車内のCMやポスター、テレビ番組の観覧席。とにかく若い女性しか出てこないということであった。

 私もこれはずっと気になっていた。職場では、非正規雇用の女性の比率がものすごく高くなっている。自分も含めて、若くない女性もたくさんいる職場なのだけれど、若くなく、人件費の高い正規のひとたちには、すぐに辞めてほしいという空気が凄い勢いで組織全体を覆っている。放射能のごとき、若く美しい女性にしか価値がない感、みたいなものを毎日全方位的に浴びている。

 昔は小森のおばちゃまが女性同士で語り合う番組などもあった。年齢を重ねていても出られるのは黒柳徹子さん一人に限られている。もはや年齢も性別も超越しているのだが、彼女すら、独身いじりを受けていたという。テレビ番組を作っている人たち、ほんとどうかしてるよ…。

 また、強い女性、怖い女性を皆が避ける感もすごい。少し年齢が上の方でも居場所がありそうな、重宝されている人たちというのは、なんというかスナックのママのように微笑みをたやさない感じの、全方位的に敵をつくらない感じの女性たちである。絶対、男性に意見を言うような人たちではない。しゃしゃり出ない、見事なまでのバランス感覚の持ち主だったりする。まさによく募集されている、気が利いて、明るくて、元気なひとたち、である。

 自分の組織は、かなり独特の風習の中にある組織だとは思うけれど、タフで強い、賢い女性の居場所は日本社会に存在しないのではないかと思うことがある。友人の中には、国際結婚をしている人が本当に多いのだけれど、強い女性は男性からだけではなく女性からも嫌われてしまう。

 強そうな人でもそのまま活躍しているように見えるのは、蓮舫さんくらいである。

 これではまともな日本人女性は、皆国際結婚などをして、海外に住みたいと思ってしまうのではないか…と思ったりするのであった。優秀な女性の子女は日本から離れてしまう。これは、日本の経済の凋落にもしっかり影響を与えているような気もするのだった(よく知らんけど)。

 

 

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