見出し画像

つまらない 仕事辞めたら?…辞められない!

 学生時代の思い出ばかりを綴っているが、仕事がとてもつまらなそうで、悪口や愚痴ばかり言っている同級生や先輩方を見ていると、なんでそんなつまらないことをやってるんだろう?と思っていた。辞めたらいいのに…なんで?そんなつまらなさそうな仕事をやるより、もっと向いてることがあるだろうに…と心の底から思っていた。

 しかしそれから20年以上の時が経過して、確かに残念な仕事を続けてきてしまった立場として、当時の自分に言いたい。

 生活の水準が収入に応じて上がってしまっているのである。有体に言えば無駄遣いが多くなってしまうのだ。35,000円の定食屋のアルバイト代でうきゃきゃー!と言えていた頃とは浪費のペースが段違いである。
 
 じゃあ、節約して、収入が少なくても、暮らせるように調整すればいいのではないか、とも思っていた。

 これが意外と難しいのである。なんとなく気軽に買ってしまうコンビニの新しい商品、期間限定のビール、旅行、学生時代よりもずっといい宿をとる旅行(比較:ユースホステルの4人部屋)、音楽フェス、なんとなくポチってしまう無駄に高い雑貨、ついつい買ってしまうイヤホン…などなどの浪費が積み重なり、35,000円のアルバイト代でうきゃっきゃー!これで豪遊できるぞ!と思えていた時代とは、必要なお金が変わってきてしまうのである。贅沢になっている。楽をするためにお金を使ってしまう。節約が苦痛になっている。

 だから…辞められないのである。でもまぁ、決まったお金が決まった日にもらえるありがたさというのも、(もらえない時代が結構長かったので)やっぱりありがたい、とも思うのであった。ストレスを解消するにも、それなりのお金がかかる生活が当たり前になってしまい、そうそう、辞められないのであった…。

2023.2.23 加筆修正しました!


よろしければサポートをお願いします!サポートは、記事の執筆のための参考となる本の購入、美味しいものを食べることなどなどにあてさせていただきます。