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スリランカ仕入れ旅2日〜

さて、ダートリィー茶園では帰りに「茶のんでけよ」と密度の濃いカステラと紅茶を頂き恐縮しながら壁を見ると、いくつかの偉人の言葉が書いてあるポスターが貼ってある。アインシュタインの「簡単な言葉で説明できないならそれは貴方が深く理解できていない」やブッダの言葉やスティーブジョブスのもあった。(ポスターは英語なので私訳)それはさておきロスチャイルド茶園へ到着するやテイスティングの準備をしてくれるスタッフの方々。ありがたし。そしてキャンディのテイスティング、うん、美味しい。悩んだ挙句選んだロットをバイヤーさんに伝えてここは終了と思い壁をみるとヴァージンアトランティック航空の社長の笑顔のポスターにまたありがたい言葉が書いてある。経営層には成功者の格言ポスターがあるのはどこの世界でも同じなのだろうか。

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写真:ロスチャイルド茶園のテイスティングルーム
そして成果物の一部がこちら☟製茶したての鮮度抜群の茶葉。お買い逃がしの無いよう。(ダイレクトマーケティング)

そして車は往く

そしてヌワラエリアへ移動。前回はあまりおいしいとは言えず仕入れしなかった茶園でしたが、今回は甘くて美味いお茶がある!聞けばヌワラエリアの荒茶で値段も分からないのでとりあえず購入希望を出す事に。そして最後に入れてくれたお茶があり、他のと比べて色も葉も違う一杯をテイスティングすると、途端に皆良い顔で笑い出す。
びっくりするほど甘く優しく上品な味。自分温語彙力が低いのがまた何とも言えませんが、これはすごい値段かなーと思うのですがこんなものが次買えるとは限らないのでとりあえず工場長に話を聞くと「エディンバラ公が植えた木の茶葉からだけで作った紅茶で木のオーナーはエリザベス女王」という事だ。王室御用達?いや違う、メイドイン王室?何と呼べば?便宜上「女王様のお茶」とする。

求めよされば開かれん?

女王様のお茶は値段を聞くと「ちょっとなにいっているかわからない」とボケてしまうぐらいに高い。そして量も4キロしか取れていないと聞く。私から「保証書はでますか?」それならばと購入希望ですとバイヤーさんに伝えておいた。正直まだまだ紅茶の世界ではひよこのワンダーリンクスがいきなり「エディンバラ公が植えたエリザベス女王がオーナーの茶の木から採れた特別な茶葉で特別に作られた紅茶です、どうぞ!」と言った所でだれも信じないだろう。味と香りは素晴らしいし味見をしたら分かるとは思うがリスクが高すぎるので「保証書」が出たら買う、出ないなら買わない。
すると「今日すぐに購入許可が下りるか、多分明日の朝ぐらいでは」と言われたので保証書どころではない。それより前の話なのでいったん忘れる。

来た当初から何やら工場があわただしいがこの日のオークションで個の茶園の紅茶に最高価格が付いたので工場中がドタバタしていました。そんな中あまりお邪魔も出来ないのと道を急ぐので早々に次へ。
その際に高くはあるがこれもご縁と考えて「ヌワラエリアの荒茶」も少量で良ければ購入したいと再度伝えた。

車の中は偶発的な会話以外には基本静かですが、山道なのでガタガタ揺れながら進みます。酔わないように眠るか、目をつぶるか、音楽を聴いて気をそらすなどして物理的にも肉体的にもハードな道のりは続く、水を定期的に飲みながらさらに車は進みます。


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