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2020春のスリランカ仕入旅 最終話

こんにちは、ワンダーリンクスの中の人です。帰ってきましたよこの話。さて、駆け足で最終日的な話に進みます。

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丸一日の移動と度重なる試飲、そして襲い来る「お茶していきませんか」の洗礼を潜りぬけ、美味しいカレーとウイスキーを飲んで糸の切れた人形のように寝た、私が起きた時には素晴らしい景色が窓から広がっていました。

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騒がしくなるゲストルームの音を聞いてかスーパードライバーが「朝ミルクティー」を持ってきてくれる。さわやかな朝、美味しいキリテー(スリランカのミルクティー)美味しい空気に犬の鳴き声。最高である。

朝ごはんまでまだ時間があると言うので「その辺を散歩」しに行くことに。

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対照的な態度を示す、わし眠いんですけどと言う犬、なんじゃお前~!という猫の歓迎を受けてつつ、山中集落なので外国人が珍しいのかすれ違う人すべてと「おはようございます」とあいさつをしてすれ違う。

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背中を伸ばして歩く様を同行人が撮っていた。その姿をスリランカのジョーカー呼ばわりされつつも20分ほどの散歩。

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戻れば、スーパードライバーの奥様が朝ごはんを作ってくれている所、折角なので見学させてもらう。カレー2種類におかずと湯で野菜に塩コショウした物が並んで朝ごはん。ダルカレーと優しい味の白っぽいカレーが美味い。真ん中の麺みたいなものは「ストリングホッパー」という物。これもカレーにつけて食べる。リラックスできる空気とおもてなしにもはや実家の気分。

ニュービターナカンダ茶園へ

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名残惜しいが出発。最後は「ルフナ」の仕入れにニュービターナカンダ茶園へ。濃厚なうま味を持つミルクティーが欲しいならルフナはおススメである。写真の倍はあるテイスティングサンプルを次々味わいながら好みを探す。

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日本ではまだまだ馴染みがないが食事に甘味に大活躍なのでおススメ、どこで買えるかって⁈それはもちろんワンダー(以下検閲)

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山道を進み、たどり着くが例によって工場の中は一部を除き撮影不可であるので大した写真はない。しかし機械から出る熱気と濃密な茶の香りがライブハウスのごとき轟音で動く機械と混然一体になり「稼働中の工場」独自の雰囲気を全身に浴びる。工場の方にご挨拶をして、さっそくテイスティングだがまたまた沢山のサンプルが並ぶ。

ここでも茶葉を買いようやく買い付けは終わり。首都コロンボへ移動。明日の飛行機まで自由時間である。途中で美味しいカレー屋さんでカレー。なぜか流れているWWE(世界最大のプロレス団体)を地元民に紛れながら食う。

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そして、コロンボの定宿になっているコザ・セイロンにて荷物を置いて晩御飯。

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美味しくておしゃれで色々と気を使ってくれる素敵ホテルで夕食を食べて、アレコレ計算や荷物をまとめていると「なぁ、夜食たべようやぁ」と心のワンダーリンクスが声をかけてくるではないか。

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止めろ!もうデザートも食べたじゃないか!と心の中で天使と悪魔が戦うが3分後には「ちょっと夜の散歩に行ってきます」と伝え、同行人に「ワンダーをリンクしに行こうぜ!俺たちに明日しかない(滞在日程的に)」とほぼ強制的に連行。

たどり着いたのはバーガーキング。カレーも売っているバーガーキング、クーラーも効いているバーガーキング。安いと言えば安いが流石にカレーを食う気にもならずサイドメニュー一択で。

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揚げすぎて固いナゲットと芋のチーズソース掛けと特大サイズのミロ。ここでもミロ。お店の一等地に「ぐるぐる回す冷やすアレ」で鎮座しておるので郷に入っては郷に従えの精神でミロ。久々に飲むミロは美味しく。ミロだけでも良かったな、けど塩味も欲しかったし・・・などと思いながら天蓋付きのお姫様ベットのど真ん中にひっくり返ってコロンボの夜は更けていく。

スパイスマーケットで高まるワンダーリンクス

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スパイスマーケットはコロンボにある日本で言う所の「昔の築地」みたいな場所だ。

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このビジュアルだけでもう大興奮である。しかし完全に地元民向けの場所で「迷路みたい、汚い、ガラが悪い、女性は一人ではだめ、ターレ替わりの車は縦横無尽で危ない」と言われたので訪れる際は気を付けて。

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基本は量り売り。

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スパイスや乾物や道具など何でもかんでも並んでいる。

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サフランを買うワンダーリンクス。染物をしてみたかった。高いと言えば高いが日本で買う事を考えるとここで買うしかないという価格。

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食材だけではない、調理器具もならぶのでスパイスマッシャーとミルを買う。

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雑貨やお香を売るエリア、むせるほどにお香を焚いているので一瞬びっくりする。

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時間がいくらあっても足りないタイプの市場。荷物も加速度的に増える。さらに黒胡椒とカシューナッツ、クローブなども買いみるみる荷物が増えて飛行機の重量制限が怖くなる。

レッツゴービリヤニ

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気が付けば昼飯の時間。コロンボで100年続く「ビリヤニの専門店」があると言うので案内してもらうことに、座っておススメのチキンのビリヤニを頼むとほどなく出てくる皿がこれ。ビジュアルがワイルド。日本で食う普通のチャーハンの3倍ぐらいの量のコメに半身の深揚げチキン、そう深揚げで半身だ。ゆで卵も普通のLサイズぐらいでデカい。

結構なボリュームだが付け合わせの漬物的な物をかけながら食べるとあら不思議。女性も含めて全員完食。流石の老舗である。ちなみに向い合わせのエージェントの人が持つ封筒は支払った仕入れのお金だ。分厚い。この写真だけだと何か悪い取引みたいに見えますね(笑)と全世界共通で伝わるジョークで和やかに進むランチタイム。

出発前に視察ですよ

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最後にここに寄って自由時間は終わり。観光客向けではあるがセンスの良い店内とすそ野を広げようとする努力が見えるドリンクメニューが参考になる。店内では「スペシャリティティー」としてアバストフォードスペシャルが完売ありがとう!と案内が出ていた。ロットは違うだろうが気になる方はお試しを。どこで買える買って⁈それはワンダーり(天丼)

さて、これで空港に行って終わりなのだが、この時はまさかまだ2月に買った茶葉が届かないとは思ってもいませんでした。今まさに国内に届いているそうなので来週には皆さんにお届けできると思いますので、自信をもってお勧めできるディンブラとキャンディとヌワラエリアをどうぞお買い上げよろしくお願いいたします。

え、どこで買えるかって?それはね・・・



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