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【ドリームコミッション】額装を頼むとこのような感じで進むというレポートその1

先日行なわれたドリームコミッション6で皆さんにご紹介した額装の専門店である「Atmosphere」さんに無理を言ってどのように額が作られるか知りたいので写真を数枚もらえないかと聞いた所とても沢山の写真と丁寧なコメントを頂いたので皆さんにもご紹介。

今回は「隠れみの先生」に描いてもらったバニーガール(カジノイメージ)を額装してもらった時の話。注文時のイメージは「絵に合う感じでカジノに飾ってある感じも出したい、あとはプロにお任せ」という話をしたのをあらかじめ言っておきます。

太字はAtmosphereさんのコメントです。

隠れみの先生に描いてもらったバニーガール かわいいですね

マット選びはシンプルに白系で、個性的なフレームと作品をバランスよく繋ぎ合わせるよう、刃先に水彩のような味の優しい差し色をつけることにしました。色あいを考え中です。

マットの内枠に色が入る事で「絵」と「マット」の境目がはっきりする、個々にどの色を入れるかで額との調和が雰囲気が変わるので地味に重要。
マットは厚みで絵の印象が変わる狭くすると軽くなるし太くすると重厚にイメージが変わる

マットカッターという専用の機具で四角に抜きます。

職人の手仕事である
ルーレット盤のような赤と暗い赤のしましまが憎い

四角に組んだ下地付フレームに茶色の下色を塗り、その上に濃淡の違う赤をニ色塗っていきます。色を重ね塗りするのはそれぞれ3層以上。フレーム側面はマスキングしています。

艶が出てゴージャスに

乾燥を繰り返し、保護のメディウムを塗ります。

しましま部分の色の調子を整え、側面マスキングを剥がし、色を塗ります。

完成品は今の所私のお楽しみで、次のイベントでも展示予定です

仕上げ作業は常に作品と色合わせをして調整しながら進みます。

いかがだったでしょうか。この様に絵に真剣に向かい合い絵を似合うドレスを作ってくれる素晴らしい工房です。
素晴らしい作品に素晴らしい額を付けたくなった時は是非相談してみてください。お店のご案内は下記より。


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