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さとのば大学ラーニングジャーニー2022夏レポート②

私自身、普段キャンプに行く事が多く自然が広がっている地域には魅力を感じます。今回は初めて、観光や遊びで来るのではなく学びとして西粟倉に来ることを選択しました。やはり普段とは全く違った良さを感じられました。いつもは素通りしてしまう施設も西粟倉を支える重要な施設であったり、街の方々に活気があり直接お会いし体験しなければわからない面が多々ありました。2泊3日という短い期間ではありましたが、肌で感じる事がとても重要
なことだと実感しました。

最初は、ローカルベンチャーに興味を持ったのがきっかけで滞在しましたが、この旅の中で興味を持った事があります。

西粟倉は平成の大合併で合併を拒否し、財政的に厳しい状況に置かれながらも「百年の森林事業2.0」のSDGsへの取り組みや、「西粟倉・森の学校」の村の資源を使って製品化する取り組みなどが行われ活気づいている印象を受けました。林業に関して知識がない私にとっては全てが新鮮でした。それと同時に、林業の厳しさ、現実を突きつけられたようにも思います。林業もベンチャー企業も、前例が無いからこそ自分たちの力で試行錯誤し切り開いていくんだ。というエネルギーを西粟倉の方々から感じました。

また、一般社団法人Nestさんの企画で、「人生の課題は何か」という問いを深掘りしていきました。Nest福岡要さんは「私たちのおかげです。と言われるのも嬉しいんだけど、それでは教育者として二流。もちろんサポートはするけれど、自分がこの場所を選び自分で選択した道なのだと思ってもらえるのが一番の喜び」だとお話していた事が印象に残っています。

そう仰った通り、この問いを一緒に考えていく時間は受講者の気持ちを決して否定せず、散りばめられたピースを上手く組み合わせ活かすような考え方をアドバイスして下さりました。あまり他人に自分の根底部分を話さない私にとっては、要さんのアドバイスで気づくことばかりで新鮮でした。

西粟倉に来たきっかけは小さなものでしたが、この2泊3日で得られた気づき、学び、現実的な課題はこれからの人生を豊かにしてくれるものだと感じました。

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