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NISA利用者が示した投資の姿勢:急落でも買い越し

2024年8月上旬、東京株式市場が急落した際、少額投資非課税制度(NISA)を利用している投資家たちは、株式を大幅に買い越していたことが日本証券業協会の集計で分かった。これは非常に喜ばしいニュースだ。通常、株価の急落は投資家心理に影響を与え、売りが増える傾向がある。しかし、NISAを活用している投資家たちは、この状況下でも冷静に買い増しを行ったのだ。私自身も、この暴落を利用して購入した一人だ。


私も暴落時に買い増しを決断

8月の株価暴落時、私も買い増しを実行した。多めに買いたい気持ちはあったものの、慎重な資金管理が求められるため、成長投資枠で30万円、積立投資枠で10万円、合計40万円分のS&P500を購入した。暴落時は恐怖が伴うものだが、長期的な視点で見れば、絶好の買い場でもある。特にNISAのような税制優遇がある場合、こうした下げ相場での買い増しは非常に有効だ。

8ヶ月目の新NISA、積立の重要性

2024年の新NISA制度も8ヶ月目を迎え、投資家の多くはこのタイミングで買い増しを行ったことだろう。たとえ年初に一括投資を行ったとしても、MAX積立で投資可能な金額は240万円から350万円程度である。株価が10%落ちたとしても、その影響額は30万円程度に過ぎない。この30万円の損失は、20年後の資産額に比べれば非常に微々たるものである。このように、目先の損失に囚われず、長期的な視点を持つことが重要だ。

淡々とした積立が成功の鍵

NISAでの投資において、最も大切なのは、どんな状況でも淡々と積立を続けることだ。市場が一時的に下落しても、淡々と積立を続けることで、時間の経過とともにリターンが得られる。株式市場は短期的には不安定かもしれないが、長期的には成長する傾向がある。暴落時に大きな売りが出ることもあるが、今回のようにNISA利用者が買い越した事実は、投資家としての成熟を示している。

急落はチャンス、恐れるな

市場が崩壊するほどの急落が起こる場合、それは個々の投資家だけではなく、全体が影響を受ける事態だ。だからこそ、こうした一時的な急落を恐れず、淡々と積立を続けることが最も賢明な投資方法だ。急落時に買うのは勇気が必要だが、それを続けられる投資家は、長期的には必ず報われる。20年後の資産を見据えて、今後も積極的に積立を行っていきたいと思う。

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