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老後2000万円でも足りなくなる

老後2000万円問題が報じられてから、しばらく経つ。おそらく、2000万円でも足りなくなるという話。


夜ご飯、カップラーメン70代男性

夜にスーパーに行った。私は弁当を買うので設置のレンジでチンして持ちかえる。その隣にポットがある。滅多に使われないというか、使っている人をみたことがなく、存在すら気が付かなかった。

そこに70代であろう男性が、カップラーメン片手にお湯を入れてそのまま退店した。場所柄そこそこいいスーパーで、結構価格は強気だ。果物などはとても買える値段ではない。

なので、庶民的な感じとはちょっと違っているので、カップラーメンおじいさんはとても違和感があった。ちなみに価格は強気だが、カップラーメンだけは安い。開店当時はカップラーメンも高かったのだが、学習したのか安くなった。

そしてふと思った。あ、ねんきんは物価高に追いつけないんだと。今後物価は上昇の一途を辿ると思っている。ねんきんは減るという認識がある人もいると思うが、そもそももらった年金で買えるものが少なくなるという将来が浮かんでくる。

ねんきんは物価高に追いつけない

上記サイトの最後に書いてあるが、令和4年→令和5年の年金が増えた金額は月に数千円である。たった数千円で、この物価高に対応できるわけがない。サラリーマンは、賃上げがある人は対応できる。

なので、数十年後に生活をする上で必要な金額は、2000万円問題が出たときの試算より、多くなる。なので、年金を老後の主軸にすることはキケンだ。年金+αでなんとか生計が建てられるぐらいに人生設計したい。

+αは、労働・預金・資産運用+取り崩し・・・などなど。そうしないと、夜ご飯カップラーメンおじいさんになってしまう。

今の年金受給者の声は、参考にならない

私の両親も年金受給者だ。電話で物価高の話になるが、キツイと言っているだけで、仕送りしてほしいとかはいわない。年齢的に十分もらえる年齢だし、公務員だったからだ。キツイといいつつ、何も節約していない。

だが、その印象を引きずってはだめだ。私達は満額でもそんなにもらえない上に、さらに物価高で目減りする。よっていまの年金受給者より、キツイ生活が確定している。

政府は年金受給額ばかりに焦点を当てるが、実質的な満足度は言わない。「これから物価上昇してキツくなるけど、伏せておこう」ということだ。

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